前回は「HP(ホームページ)の問い合わせが増えない原因について考察しました。
まだ、ご覧になっていない方は先にご一読いただくと今回の記事の理解がスムーズになります。
さて、今回は「解決編」です。
SEO対策を行う
身もふたもない言い方をすると「問い合わせがない原因」の逆のことをすればよいでしょう。
つまり「SEO対策をしていない」→SEO対策をする、とすればよいです。
ただし、SEO対策は前回も申し上げましたが難易度が非常に高くなっていますので基本対策を怠らない!というスタンスでよいでしょう。
コンテンツを充実させる
SEOの観点で見ると重要な項目に「コンテンツの豊富さ」があります。
ユーザーの役に立つブログ記事や、動画コンテンツ、わかりやすい写真や画像素材など「ユーザーが離脱しない、親切なつくりで豊富な情報」を充実させましょう。
尚、LP(ランディングページ)については少し注意が必要です。
コンテンツの豊富さという観点から見るとLP(ランディングページ)はSEO対策は少し不向きであることを理解しておきましょう。
もちろん、見出しにキーワードを入れたりなどの基本的な対策は可能ですが、コンテンツを豊富にするためにページを増やすことは性質上話が変わってきます。
従って、LP(ランディングページ)に関してはWeb広告等の連携を検討することをおすすめします。
デザインの改善
スマホ対応やターゲット顧客の年齢に応じた字の大きさなどの改善は前回もお伝えした通りです。
ただ、根本的にデザインが野暮ったければやはりユーザーの支持は得られないでしょう。
動きのあるデザインやスタイリッシュな写真を使うということではありません。シンプルでも洗練されたデザインがよいでしょう。
LPを制作
LP(ランディングページ)をHP(ホームページ)の下層や別サイトで制作することです。
HP(ホームページ)の主たる目的は信頼性向上です。もちろん、反響型のHP(ホームページ)もありますが、対面のセールスのようにロジックが組まれたセールスレターを組み込んだLP(ランディングページ)に比べれば営業力のパンチは弱まりそうです。
そこで、HP(ホームページ)とLP(ランディングページ)のそれぞれの良いところを活かして、別ページのように両方運営することも有効でしょう。
LP(ランディングページ)単独で申し込みをとっても良いですし、LP(ランディングページ)からのリンク先問い合わせフォームをHP(ホームページ)のものとしてもよいでしょう。
いずれにせよ、使い分けの意識は必要です。
CTAのオファーで大きなメリットを提示する
CTA(Call To Action)とは申し込みページへの誘導セクションを意味します。
「コンバージョンはオファー次第」という言葉もあります。つまり、コンバージョン=問い合わせをするための誘因、これのパンチが弱い場合が多々見受けられます。
知見があってしっかりマーケテイングを学んだ人のCTA箇所におけるオファー(特典・申し込みするメリット提示)はこれでもかというぐらいてんこ盛りです。(少なくともそのように見えます。本当に〇〇万円相当かはわかりません笑)
逆に反響が良くないHP(ホームページ)のオファーはパンチが弱く、かつ問い合わせフォームに問題があるケースが大半です。
「これなら個人情報を渡してもしかたがない=営業されても仕方がない」とユーザーが感じられるほどのメリットを提示しましょう。
SNSや他の媒体との連携
SNS単独では厳密には集客媒体ではありません(と考えています)。
しかし、SNSで手軽に貴社媒体に触れたユーザーが次のステップや導線に導かれると大きな「集客媒体」となります。
HP(ホームページ)のアクセスを集めるには、SNSや他の媒体とのリレーション構築は必須です。手書きでもよいので、それぞれの連携図を描いてチェックしてみましょう。
まとめ
以上、2回にわたって「中小企業がHP(ホームページ)からの問い合わせを増やす」ための考察を行いました。
特に「中小企業」とタイトルにつけたのは「人的資源の不足」「資金的な不足」によって、対策ができていない場合が中小企業に多いからです。
本記事の内容は基本的な項目ですので、大企業では当たり前に対策されているでしょう。
簡単な解説ですので、中小企業にもできない内容ではありません。ただし、できていない会社が多くあります。
ちょっとした知識や情報でアクセス向上も望めます。頑張っていきましょう!