安請け合いしてしまう人の心理や理由。そして安請け合いしない打開策とは-前編

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皆さんは安請け合いをしていますでしょうか?近年、VTuberや配信者界隈では多くのフリー素材が配布され、そのクオリティを標準と判断してしまい、依頼中に作品に対して、フリ素くらいじゃん!!と思って相手を傷つける行為をしていないでしょうか?

私は以前、騒動があった時に一人の方に言われて、心が痛んだことがあります。
素材を作れなくて発想が無い方にとってはフリー素材であっても依頼であっても使う人は作成者に感謝して利用規約を読んで使用することです。

例えば、お土産でも地味なものとかあると思います。それを相手から貰って不満な気持ちにさせますか?
お土産は気持ちです。お土産を買ってあげようと思ってくれたその気持ちがすごい嬉しいじゃないですか。
もらうものなんて何でもいいのです。
人からもらったものに美味しくないとか安もんだとかそんなケチつける人間になってはいけません。
その気持ちに感謝する紳士・淑女でいなければならないのです。

それと同様に制作したものにケチつける人間になってはいけません。
作ってくれたのですから神に崇めるレベルにとは言いませんが称賛を送るべきです。
依頼の人に「高い高い」とかいちいち文句を言ってはいけません。
今後の人生に関わるものをお願いするなら財布と相談してクリエイター様にお願いしましょう。

安請け合い・・・あまり深く考えずに簡単に引き受けてしまうことであったり、やるかどうか確信が持てないのに請けおってしまうことを意味します。
→相手の熱量とは真逆に何も考えずに引き受けてしまう軽い人間だという可能性が高いです。

それでは安請け合いの心理について見ていきましょう。

ものごとを楽観的に考えすぎる

人から何か頼まれごとをした時、人は、その頼まれごとの内容を考え、「自分にできるかどうか」を判断する
→「自分にできそう」と思えることは請け負い、そうでないものは断る(心理)
「どう考えても不可能で、自分にできるはずがない」と考えるのでその依頼を拒否することもあり得る
→ふつうの人に比べて、拒否することが少なく、「OK」と答えることが多いのが、安請け合いしてしまう人ということ(安請け合いの原因)
→依頼されたことの内容について、「自分にできるだろう」と判断することがふつうの人よりもずっと多い
つまり、自信家ということです。
しかし、安請け合いする人は、自信があるわけではなく、ものごとを楽観視するせいで、そう判断してしまうのです。

自分の力量に照らして、「できるだろう」と客観的に判断するのではなく、プラス思考なために「なんとかなる」と甘く考えてしまう

人にやさしい性格

「あんな無理難題な注文を受注する必要はないのだから、キッパリ断ればいいのに」と思うような依頼を安請け合いしてしまう人のことです。
つまり、お人好しです。そういう人には、人にやさしい性格だから影響する問題
→人に対してできるだけのことをしてあげたいという気持ちを常に持っている
→人から「こうしてくれませんか?」とか「こうしてください」と頼まれちゃうと、なんとかしてその人の希望に応えてあげたいという気持ち(心理)
→断ったら、相手が困るだろうなという気持ち(安請け合いの原因)
→相手が困るようなことはすべきでない

安請け合いしてしまう人=軽薄なイメージ
→決して軽薄な行為ではないこと。相手の為に、自分は少々無理をしてでも依頼を受けるのですから、それは、「利他的な行為」である。

何でも自分でやらなきゃ気が済まない

何でもかんでも安請け合いしてしまうからといって、人好しとは限らない。
→自分でやらなければ気が済まないから、安請け合いしてしまう人も存在します。

完璧主義者であることが多く、何事も自分で完璧にこなそうとするが故に他者に任せるということをしない
→安請け合いの要因に繋がる
→中には同時に責任感や使命感も強い為、できる限り周囲の期待には応えたいと考える人も
→周囲の期待には応えたい、自分に与えられた仕事はきっちりこなしたいと思えば思うほど、周囲から頼まれれば断ることができなくなる
→自分の手に余って身動きが取れなくなる
→最後までこなせないようでは、いずれ周囲からの信頼を失う
→断る勇気も必要である

気が弱く、人から嫌われることを怖れる

自分の本位に考えて、安請け合いする
→断れば、その相手が嫌な思いをするかもしれない。

断わった人に対して、良い感情は持たない
→怒りの感情を持ってしまう。

気が弱い人は上のように相手の気持ちを想像してしまう
→「相手を不快にさせたり怒らせたりして、嫌われることは避けたい」と考えてしまう。

つまり、「OK」と答えておけば、相手は満足するわけですから、少なくてもその場で嫌われることはないと考える
→自分が依頼に応えられるかどうかは考慮しないで、その場しのぎで、依頼を承諾してしまう
→自分の手に余って、依頼に応えられず、かえって相手に迷惑をかけてしまう
→安請け合いしたがために、相手を怒らせてしまうことも


義理人情に厚い

義理人情にとても厚い性格だからこそ、頼みごとをされたら断れない
→周りに対して感謝の気持ちを常に持っているからこそ、何かを頼まれたらその恩に報いろうとしてしまう
→自分が受けた恩は忘れず、何かで恩返しをしたいと常日頃から考えており、その相手から頼みごとをされたら恩返しをするチャンスと考えてしまう
→自分が周りに対してしてあげた恩はそれほど評価しないが、自分が受けた恩の方を評価する為、周りからは非常に頼りにされていて、信頼もされていると感じる

例:お世話になった相手から無理難題を押し付けられたとしても、心のどこかで断れば恩返しができないと考えるため、嫌々ながらでも引き受けてしまう
→そういった無理難題には詐欺や押し売りの可能性も??
→分かってはいても、相手に一度でも恩を受けていると安請け合いしてしまう可能性も…

相手の気持ちを優先して考える

頼まれごとを断り切れない性格
→自分よりも先に相手の気持ちを考えてしまう傾向
→自分が断ることで相手が損をしてしまうのではないか、相手を傷つけてしまうのではないかと思ってしまう
また、自分が引き受けることで相手が喜んでくれると、いくら自分が損をしてもそれで構わない
→安請け合いの心理

つまり、基本的に良い人であることが多い
→断ることによって相手を傷つけまいといった心理が働くのですから、たとえ安請け合いすることで自分が大変な思いをしてもそれで良いと思ってしまう
→周囲からは便利に扱われてしまう
→気のすすまない頼み事でも渋々引き受けてしまう
→周囲からはあの人に頼めば断られることはないだろうといった評価を受ける

後編に続く

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