都合のいい人と幼稚な人にだけはなるな

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前回のコラムで素直は不要と書きましたが、これはあくまでも他人に対しては必要ないということです。自分に対して素直であることは別にいいのです。この国に正しい生き方や正しい人生などどこを探してもありはしません。では一体何を基準にすればいいかというとそれはあなた自身です。あなたが今、この瞬間に何をどう感じたかが全てなのです。それは常にあなたや私が正しいということではなく、むしろふつうに間違えることもあるけれども常に誰かや教団が間違えないということはありえないということなのです。この国に信じるに値するものがない以上、もはやあなた自身を基準にするしかない時代ともいえますし、その上で間違えたのであれば現実を謙虚に受け止めて次から修正すればよいのです。先日の通院先のクリニックで血圧計で血圧を測ったところ、なぜか血圧の数値が紙に印刷されないというアクシデントがありました。いうまでもなくアクシデントはネガティブ。ハプニングは嬉しかったり楽しかったりポジティブな出来事を言います。私は上と下の血圧の数値を記憶して先生に伝えましたが、受付の人にはそのことを伝え忘れてしまったのです。私は現場を離れて久しいのですが、仮に今でも現場で働いておれば、受付の人に伝えていたのではないかと思いました。やっぱり現場を離れるとだめですね。私の勘もだいぶ鈍ったなと感じました。人生は不測の事態の連続です。もちろんこんなことは初めてです。この国で素直が不要だというのはゴロツキや犯罪者にとって都合のいい人になるなということです。逆に言えば自分に対してはとことん素直であるべきなのです。期待という言葉がありますが、私は人に期待しません。自分にしか期待しないのです。なぜならば人に期待したところで裏切られるに決まっているからです。でも自分に期待すれば、意外とすごいことを成し遂げるかもしれません。なので期待も人に対してではなく、とことん自分に期待した方がいいのです。とことん人に裏切られ続ける人生よりはあなた自身の成長にかけるべきです。たとえ誰にも期待されなくてもあなたはあなた自身に期待するべきです。素直に話を戻しますとこれは常に自分が正しいとかではなくて、その時にあなたがどう感じたかに意識を向けようということです。それを判断基準にすれば、それがあなた自身の成長につながっていくからです。逆に言えば何でも人のせいにしていたら楽は楽だけれども一生幼稚な人で終わります。むしろそういう人の方が圧倒的に多いのがこの国の現状です。幼稚な人にだけはならんことです。都合のいい人と幼稚な人にはならんことです。
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