「あなたの部屋で人が死んでいる」は実話か

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大阪府の堺市で起きたとされるこの奇妙な事件。私には実によくできた創作にしか思えないんですけどね。そもそも「あなたの部屋で人が死んでいる」といきなり見ず知らずの男に言われて一体誰が真に受けるのでしょうか?まあ私なら乗ってあげますよ。「なぜそれを知っている」と冷静に切り返します。そしたらそいつは100パーセント詰まりますよ。どうせそんな切り返しが来るなんて予期していないでしょうからね。確か21歳の男性がアパートの引っ越しで母親の友人が泊りがけで手伝いに来るのですが、これまたどういうわけかこの友人がその部屋で亡くなります。ややこしいのでこの21歳の男性を仮にAとします。亡くなった母親の友人を仮にBとします。時系列的にはどうだったかよく覚えてはいませんが、とにかくこのAのもとに謎の電話がかかってくるんですよね。「あなたの部屋で人が死んでいる」と。普通に考えてもこの時点で色々おかしいですよね。そもそもこの電話の主は何者?なぜAの部屋でBが亡くなっているのを知っているのか?Aがこの電話を受けた場所は不明ですが、おそらくは出先でしょう。そして最大の謎はどうしてAが自ら部屋に確認に行かないのか?結局はAの妹の旦那とその同僚がAの部屋に確認に向かうのですが、どうしてAが同行しないのか?するとAの部屋からこれまた謎の男が出てきて「確かにこの部屋で人が死んでいる」と言い残し、この男はいつの間にかいなくなります。すると確かに部屋ではBが亡くなっていた。その後Aは失踪し、警察が身内に聞いてもAは行方不明とのこと。大島てるのサイトにもこの物件は載っていないと聞いていますし、私もこの事件が実話だとは思いません。ですが百歩譲ってもし仮にこれが実話であったとすれば、案外単純な話だと思います。おそらくは「あなたの部屋で人が死んでいる」と言った男とAの部屋から出てきた謎の男は架空の人物です。となればこれはAが起こした引っ越しをめぐるトラブルだとわかります。Bを殺したのはもちろんAです。その事実を身内がぐるになって隠ぺいしているだけです。Aの妹の旦那とその同僚は部屋の確認に行ったのではなく、実はBの死を他殺から自殺へと偽装しに向かったのです。おそらくはこれがこの奇妙な事件の真相だと思います。Aが自ら部屋の確認に行かないのはBが亡くなっているということを確信しているからとしか考えられません。つまりはAが身内と身内同然の人物に偽装を依頼した。身内ばかり出すとリアリティーがないですよ。この事件はその典型です。
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