摩訶不思議な立浪の野球観

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今期の中日は安定の最下位ですが、私は立浪の野球観が理解できません。盤石のセンターラインを手放し、若手を育てながら勝つなんて理想論でしかありません。現役時代はショートを守ってきた立浪。内野で一番野球を見てきたはずの彼が何でこんなギャンブルをしたのか?巨人戦でのサインミス問題もありました。これがいかんのはサインミスよりも相手にサインがバレていたことにあります。ということは巨人以外のチームにもバレている可能性があるということです。このあたりの立浪の対応が甘い気がします。つい先日も捕手の木下が骨折し、日本ハムから宇佐見をトレードで獲得し、郡司を放出しましたが、これもまたひどい悪手ですね。最下位に沈むチームが若手を育てず、即戦力を補充してどうするのか?宇佐見は元巨人の捕手だからセリーグを熟知しているだろうけど、中日は2軍を含めて20代半ばの捕手がいない状態です。どうも立浪はこらえ性がないですね。交流戦の終盤の日本ハム戦の4回表に2死1,3塁でフォースガードを決められてこれが決勝点になるという試合がありました。私は長年野球を見てきてフォースガードという攻撃を初めて見ました。高校野球でも水島新司の野球漫画でも1度も見たことがありません。ピッチャーが左の小笠原だからできたんでしょうが、立浪は当然、フォースガードを知っていたはず。なのにやられてしまったのは、新庄監督に「まあ立浪ならいけるっしょ」と思われていたんでしょうね。機会があればやってやろうと思っていた新庄とまさかそんな見え透いたことはやってこないだろうと思っていた立浪。ある将棋漫画で年配のプロの有段者がネット将棋で流行の戦型を知らずに対局して小学5年生の男の子に負ける場面がありましたが、あえて言えばそんな感じでしょうか。今期の中日は大野が不在でも涌井がいるし、ビシエドの代わりには細川がいる。抑えにロドリゲスがいなくても他にいるでしょう。言うほど負ける戦力じゃないと思いますけどね。権藤さんも「こんなに負けるはずがない」と断言していましたから。今の中日には怖さがないというか、日本ハムのように何をしてくるかわからない怖さがないですね。立浪は若い選手をその気にさせる力がないというか、これが権藤さんの言う「立浪は弱い」という意味のように思います。打線に長打が少ないのも狙い球を絞っていないからで、いざという時にヒットが出ないのも、そのあたりに原因があるように感じます。目先のヒットにこだわって何でも打てばヒットは出るけど、勝負強さが育たないので、いざという時に打てないんじゃないか?打撃コーチは何を教えているんでしょうか?立浪の野球観よりも人間観に問題があるのかもしれません。
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