横浜対慶應義塾の誤審疑惑について

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今年の神奈川県予選の決勝戦で起きた疑惑の判定。5対3。横浜の2点リードで迎えた9回表の慶応義塾の攻撃。ノーアウト1塁で1番打者が平凡なセカンドゴロを打ちました。4-6-3の綺麗なダブルプレー成立かと思いきや、まさかのオールセーフ。はたして2塁塁審の判定は妥当だったのでしょうか?結論から言いますと私は誤審だと思います。私は中学まで軟式野球をやってきました。仕事はほぼ現場です。なので私はあくまでも現場目線でモノを見る習性があります。全く違う話ですが、洞爺丸の遭難事故の本を少し前に読みました。この作者は最後にこの船長は自然と人間の知恵比べがしたかったんじゃないか?と書いておりましたが、私は違うと思います。殉職した近藤船長はただの1度も船体に傷をつけたことがないほど細心で冷静で有能な船長です。タイタニックのスミス船長は過去に何度も事故を起こしていますが、近藤船長には1度もそれがなかったのです。しかも事故当日には他の船の乗客が何百人も洞爺丸に乗船していました。1000人以上の命を預かる状況で、近藤船長は1度はテケミといって運航を取りやめているのです。危険極まりない状況で近藤船長が危険な賭けに出るでしょうか?100パーセントありえないです。近藤船長は自然に勝てる自信はあったかもしれませんが、結果的にそうなってしまっただけです。では疑惑の判定シーンに戻ります。確かに2塁ベースを見れば横浜のショートは足が触れていないようにも見えますが、私には触れているように見えました。横浜のショートは確信をもってファーストにボールを転送したはずです。名門校の横浜でショート。しかもレギュラーを張っているような子がこんな大事な場面でそんな凡ミスをするとは到底思えないのです。高木豊氏も似たような趣旨のことを自身の動画で言っておりました。このショートは2塁は悠々アウトだけれども1塁をアウトにできるかは微妙だと瞬時に判断しました。なのでベースを踏むのではなく、擦りにいった。柔道のすり足のようなイメージで触塁し、その確信をもって1塁に投げているように見えます。逆に言えば2塁ベースに足が触塁したという確信がなければ1塁に投げずに確実に2塁ベースを踏んでアピールしたはずです。だって2塁が悠々アウトなのにランナーを2塁に残したくないですからね。おそらく2塁塁審は2塁ベースを見てショートが足に触れていないと判定したのでしょう。それが誤審かというと100パーセントそうだとは言い切れません。ですが私には誤審に見えるのです。

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