働くならどこの介護施設?特別養護老人ホーム編

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ビジネス・マーケティング
介護士経験のあるナース由紀子です♪

数年正職員で施設などで働いた後、派遣会社に登録して、
育児しながらさまざまな施設へ派遣されておりました!

由紀子が実際働いたことがある場所
■有料老人ホーム
■サービス付き高齢者向け住宅
■高齢者住宅(サービス付かない)
■療養型病院
■特別養護老人ホーム
■老人保健施設
■デイサービス
■デイケア
■小規模多機能

介護施設はどんどん新しいところが建っていて、いったいどこで働くのが良いのか悩みますよね~!
どれもマンション風な建物で、施設って感じがしますが、

高齢者住宅とかは施設でなく在宅の位置づけですし、
建物だけでは、施設?在宅?
素人でなくてもよくわからない世界になっております(;^_^A

これから介護をしてみよう、施設で経験を積みたいけどどこが良いのか??
と悩まれている方に由紀子の実体験をもとにお話ししたいと思います!



特別養護老人ホームってどんなところ~??

由紀子が正職員で働いていた特養を例に挙げますと、
ベッドは100床。
2階~4階で30床ずつ入所フロアが分かれており、
10床はショートステイ(数日~数十日のお泊り)用でした。

一階はデイサービス、居宅介護支援センター(要介護の人のケアマネさんが働いてます)も併設あり。
看護師さんは3人ほど日勤帯でおられました。

由紀子が配属された先は2階フロア。
ユニットケア(少人数制)はされておらず、ショートステイも含めて33床の認知症のフロアになっておりました。

経験のある方は、こう聞いただけでも
なかなか大変な職場と思われませんでしたか?(;゚Д゚)

認知症30人て!(笑)
今はユニットで10床×3フロアに分けてあるところもたくさんあると思いますが!

就活中の方!まずは、施設が全体で何床、各フロアが何床なのかをよーく情報収集してください!!!

30床を3つに分けて、10床を1人で担当(2人介助時は隣のフロアからお互い応援に行く方式)するのと、
30床を分けずに3人で担当するの、同じ10:1ですが、さてどちらが大変でしょうか??

利用者と職員の割合は同じなんですが、10人を一人で担当する方が圧倒的に楽なんですよ!!

のちにユニットケアの施設でも働いたことがありますが、
要するに、30床だと、1人で30人の利用者を介護する視点を持つことが求められるので、情報収集量も違いますし、煩雑さが3倍になります。

フロアの床数は、少なければ少ないほど気持ち的にもゆったり介護できます!

勤務は交代制、8時間労働の1時間休憩
早出 7:00~ 起床介助、朝食セッティング、朝食介助、排泄介助など
日勤 8:30~ 排泄介助、入浴介助、レクリエーションなど

遅出 11:00~ 昼食セッティング、昼食介助、入浴介助など
夜勤 16:30~ 夕食セッティング、夕食介助、排泄介助、就寝介助など

食事介助、排泄介助はどの勤務でも必ず入ってきます。
他には、口腔ケア、服薬介助、足浴、陰部洗浄、軟膏塗布、挙げだしてもきりがありません!
本当に煩雑で、体力勝負です(;゚Д゚)

ちなみに、食事のセッティングって何でしょう?
もちろん配膳のことですが、その前に準備があります。
まず、ベッドで寝ている人を介助で起こし、車いすなどに座ってもらい、食堂までお連れする。
エプロンを付けたり、お茶にとろみを付けたり、あれこれして、初めて配膳できます。
食前薬なんてあろうもんなら、忘れずに食べる前に服薬介助します!

排泄介助は?
抱えてトイレに座ってもらう人、おむつ交換の人さまざまです。
トイレの場所を覚えていない人を誘導するだけも介助です。
フラフラの人は両手をもって、一緒に歩いたりします(*^-^*)

入浴介助は?
・一般浴(大浴場)
・個浴
・機械浴 (寝台、チェアーなど)

最近は一対一の介助が主流と思います。
入浴セット(着替え、タオル、保湿剤)を持って脱衣所へ。
片麻痺の人は更衣から手伝ったり、見守るだけの人いろいろですが、
入浴介助は転倒に要注意です!

どんなにしっかりしている人でも、タイルの上を歩く時は手を引いたり、
手すりに確実につかまってもらったりと、細やかな配慮が必要です。

機械浴は、機械の操作を覚えるところから。
(一回やったら覚えられるくらいの簡単な操作がほとんどです。)
これを使用する人は、だいたい全介助の人なので、2人介助とかで対応します。

入浴時の裸の時に、傷がないか?湿疹ができてないか?など
全身状態の観察も行います。
→異常があれば、看護師へ報告します!

あとは、お風呂の準備、掃除、シーツ交換、洗濯、ショートステイの入退所の対応などなど
空いている時間に何かしらの業務が組み込まれています。

その間にも・・
「ちょっと、おしっこ連れて行ってー」
「ねえ、いつ帰れるの?」
「おちゃおくれー」
「息子に電話させてくれ」
「ここのドアを開けてよ」

などなど、利用者さんの訴えに耳を傾けないといけません(笑)
あれ?書けば書くほど、なんだか大変そうなところだと、引かれてしまいそうですが・・・

でも、ご安心ください!
みんながこれらの介助が必要なのではなく、いろんなADLの方がおられますので、もちろん自立している方もいます(*^^)v




特養で働くことのメリット
☆数か月働くだけで、さまざまな介護の実践ができますし、
経験値を積むことができるのが最大のメリットです!

☆転職では、介護をしてました!と胸を張って言えますし、有利と思います。
一回特養で数年働いたら、どこの介護現場でもやっていけると思います!

デメリット
心身ともにストレスが溜まることは間違いありません(;^_^A
マンパワー不足、いつも時間に追われ、機械的な介護になりがち。
施設から在宅へ転職の際は、ギャップでちょっとショックを受けるかも(笑)

施設でのお仕事を楽しむコツ
私は歌が好きだったので、フロアで見守りの際は、なにかしら歌っていました。
「みなさん、歌うたいません~?」と勝手に始めて、利用者さんにリクエストを聞いたり、アカペラでも好きな人は一緒に歌っていましたね。

わざわざカラオケセットを出さなくても、歌詞カードさえあれば、
いつでもどこでもできますし、自分のモチベーションを上げるためにも楽しい雰囲気に持っていっておりました。

それから、風船は文句なしに楽しいですよ~!
ソファに数人座っておられたら、風船を一つ目の前にポンっと出すだけで、
いつも活気がない人も、手を伸ばして叩こうとして、盛り上がります。

なんといっても一番大切なのは、スタッフ間の仲の良さです!
コロナ禍の中、飲み会は厳しくなってしまいましたが、
話し合いの機会を持ち、お互い励ますことがとっても大切です(*^-^*)

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このブログがどなたかのお役に立てれば幸いです(*^-^*)
ほかの施設も、今後ブログに上げて行こうと思っていますので、フォローお願いします♪
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