【親と子】生きづらい人、これでは?

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コラム
赤ちゃんは生まれた直後から、誰に教わらなくても

泣くことで自分の不快や要求を伝えることをすでに知っています

私が妊娠中に参加した、産科の母親学級では

「赤ちゃんが泣いたら、出来るだけ早くそばに行って抱っこしてあげてくださいね♪」

と教わっていました。

産婦人科.png



私は習ったらわりと忠実に守るタイプなので、産後は入院中からすぐそのように実践していました。

第一子は抱っこからおろすと、すぐに気づいて泣く子でしたので

私自身が眠ることに関しては本当~に過酷な時期でしたが(◎_◎;)

「泣いたら抱っこ」を実践していたからこそ、いつもと違う!?など体調の変化にすぐに気づけました


泣く赤ちゃん抱っこ.jpg

そして少し前から親子関係について勉強をしていく中で

母親学級で教わったことは、赤ちゃんが言葉や表情を成長させていく為だけでなく、

とても重要な教えが含まれていたと気づきました!



読書ひよこ.png

赤ちゃんは
・オムツが汚れてイヤだ
・お腹がすいた
・暑い、寒い
・目が覚めたらそばに誰もいなくて不安だ
などなど

とにかく自分のしてほしいことを伝えようと泣いて助けを求めます

この時にママ、もしくはパパやほかのご家族が

「あらあら、どうしたの~?」

すぐに来てくれることは、不快感を取り除いてくれるだけでなく

自分の要求を聞き入れてもらえるという安心感を得ていきます。


「出来るだけ早く赤ちゃんのそばに」という教えは、まさにその安心感を赤ちゃんが感じられる為でもあったんですねー(深く納得)

ママ夜泣きPic1.png

こうして毎日少しずつ、赤ちゃんは自分の存在が受け入れられている感覚を学び取り

家庭内で安心感の基盤を育んでいくんです



ですが、

戦後は特に、家庭内で子どもの人数が多い時代もあり、お母さんは家事や育児で忙しく、すぐに駆け寄って抱っこするのが難しかったり

お姑さんに「抱き癖がつく」と言われて、そうしたくても出来ないこともあったと母親学級で聞いたことがあります。なので、一概に「泣いても抱っこされなかった=全てが該当する人」とは言い切れませんが・・・


安心感の基盤=【愛着形成】がうまくできない状態で大人になると

人間関係がうまくいかない(うまく対応していけない)ということが心理学の面で言われています

↑↑個人的にはこの部分がとても強く心に響きました





抱っこ電話.jpg



ある日、

布団に寝かせるとすぐに泣き出すので抱っこから離れられない、

泣くと最初からやり直しで全然家事が進まないことに困っていると電話でこぼすと母は

「ちょっとくらい泣かせておいたって平気よぉ。昔は抱き癖がつくって言われてたんだから」

と言っていました。



今振り返れば確かにそう。
何か危険が迫っていた訳でもないし、そうなのですが

私:「母親学級では抱き癖なんかつかないから、泣いたらなるべく早く抱っこしてあげてくださいねって言われたよ?」

母「(沈黙)」


赤ちゃん抱っこ.jpg

この時は目の前の困った状況にどう対応したらいいかしか考えてませんでしたが


もしかしたら私が赤ちゃんの時
「少しくらい泣かせておいても平気」って
すぐには来てもらってなかったのかもなー、と思いました。

悩む.png




余談ですが、困り果てて電話でこぼした私の様子を見に来るなんてことはもちろんなく、母から「その後どう?」という電話がくることも1度もありませんでした(苦笑)


「連絡は子どもが親を気遣ってするもの」昔も今もそういうスタンスの母


母も結婚後そうだったのでしょうね
嫁いだ娘に実家から電話するなんて、よほどの緊急事態のみという時代(?)
個人で電話を持つのが当たり前の今でも、母の信念は変わらず貫き通されています(笑)



脱線してしまいましたが、、(;'∀')


どの子にも生まれた瞬間から、
本能的に親に求める欲求(=中核的感情欲求と呼ばれる)があり、
自分中心の生活が送れた(充分に甘えられる)時期があったかどうかで、
安心感の基盤=愛着形成が出来ます


あなたの生きづらさは当てはまりますか?



愛着形成がうまく出来ていない場合、
①親の機嫌をうかがって育つ→そうしていないと怒られる、無視される→見捨てられ不安(大切な人が急にいなくなる不安)→不安にならない為に親密性の回避

②親が何でも決める→自信がもてない、1人では何もできない、無能感→他者や物に依存傾向

③親が子どもの気持ちを気にかけない、応えない→自分に対する無価値観→他者を優先

④親のペースで自由がない→〇〇べき思考、厳しすぎる考え方

⓹親が放任主義過ぎ→自制心が育たない→わがまま、非行


に繋がってしまうと言われています。


気づき.png

(ちなみに私は①が強く思い当たり、③の傾向もありました。
職場での困り事はわりとすぐに解決・解消できるのですが、友人・恋愛・親子の関わりが難しいです)


子どもが幼少期に家庭内で上手に生きていくために無意識に身につけた行動は

大人になって、もうそうする必要がなくなってからも信念として残り続けてしまい

生きづらさに繋がっていたんだという仕組みを知ることが出来ました



知らず知らずのうちに主従関係になっていた



親を初め、友人や恋人とも、相手が気分良く過ごせるように立て過ぎてた
(③他者優先)



親子関係では
【子が親を気遣うのが当たり前】
この暗黙の了解が私の場合、反発罪悪感の間で行き来し、
長い間グルグルとさまよっていたんだと分かったのは本当に大きな一歩です


自分の気持ちは自分のもの
自分が心地良くいられないなら距離を置いてもいい
ネガティブな気持ちを持つ自分にダメ出ししなくていい


親には社会に出られるまで育ててもらったことに感謝し
自分の人生を自分が思うように生きていい
自分の選んだ生き方に罪悪感なんて持たなくていい



ご参考になれば幸いです
最後まで読んでくださってありがとうございました

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