「毒親」という言葉を身近で耳にするようになったのは
数年前からのように思いますが、いかがですか?
私の場合、
中学生で母親との関わりに疑問を持ち始め、早30数年経ちますが、
先月初めて(←なんで相談したことがなかったんだろう(◎_◎;))
姉弟で子どもの頃の親への気持ちや
これまでの関わりで感じたこと
今後親とどう接していくつもりか
などを共有・共感できたのをきっかけに一気に!
「もしかしてうちは毒親だった?」
と自分事としてこの「毒親」という言葉を意識し始めました。
現在、私も子どもを持つ母親なので、特に子育てが始まってからは
「虐待」や「育児放棄」などのワードは見聞きしていましたが
「毒親」という言葉の響きはかなり強い印象で
口に出すのが怖いと感じていたくらいでしたし
まさか自分が毒親についての知識を積極的に得たいと思うようになるとは
思っていませんでした。
先日のブログで、両親の事に少し触れましたが
記憶がある一番幼い頃の私は4~5歳で
父は思い出せるその頃から、表情と口調で機嫌がすぐに分かる人でした。
今思えば、
父の顔色をうかがうのが当たり前の幼少期。
ご飯の時間は食が進まないと、おやつのせいだと怒られ
布団に入ってもなかなか眠くならないと、父は横でひじ枕でイライラ。
子どもって三角食べが苦手だし、好きなおかずなんてあったかなぁ。。
私は怒られないためだけに、
ご飯はふりかけか海苔でとりあえずお茶碗を空にして、
寝なさいって時間には眠くないけど、目をつむって寝たフリをいつもしていました。
人間って年齢は幼くても、生きていく最善策を考えて生きるんですね
悲しいかな、実に「賢い」生き物。
「毒親」について少しずつ知識を深め始めたばかりですが
こうして改めて記憶をたどってみると
親の機嫌や顔色をうかがって行動していたのは事実でも
父に叩かれたのは、熱いお茶の入った父の湯飲みを倒した時の1回だけ。
こぼれたらヤケドするし、
注意が聞こえていたのに近くでふざけていたのを止めなかった私が悪い。
危険を回避する為だったと受け止めています。
あ、でも(;'∀')
他の場面でもゲンコツを作って
「叩くぞ!」の威嚇?ポーズはよくされてたなぁと思い出しました。
(↑これはだいぶ虐待の危険信号ですね;実際に叩いてないけど、怯えてはいましたからね)
「お父さんは怖い人」とビクビクしていた幼少期でしたが
高校生になり、
駐輪場でサドルがカッターのような物で切られていたり、
サドルだけ無くなっていた時は気持ち悪いし怖かったですが、
父はすぐに新しい物を買いに行って直してくれたり、
習い事の帰りが遅かったので、毎回、父はお楽しみの晩酌タイムを中断して迎えに来てくれたり
結婚後、プチ家出した時には、元旦那さんに「もういらないなら引き取りますが?(静かな怒り)」の電話をかけてくれたり
産後、母と衝突して半ば絶縁状態になった時は「仲直りしてよ」と仲介したり
一番大きいのは、
離婚の際に、今の住まいを都合してくれたこと(←ホント感謝しかないです)
いざという時はいつも助け船を出して守ってくれていました。
昨年、幼少期の親との関わりを振り返る機会に巡り合った時、
父について思い出したのは上に書いたようなエピソードから
感謝の気持ちにも気づき
当時、車イスが必要な生活になって施設暮らし始めていた父が
生きている間にどうしても伝えたいという衝動が沸いて手紙を書きました。
「小さい頃、もっと抱っこや膝の上に座ったりして甘えたかった気持ちがあったけど、お父さんはお母さんのことが大好きだから言えなかった」
「ピンチにはいつも守ってもらっていたことへたくさんの感謝の気持ちです」
会話は難しい状況でしたが、直接顔を見て渡すことができたので
(自己満足ですが)いつお別れの日が来ても後悔はないです。
ただ会う時は今でも顔色をうかがってしまいますけどね(;'∀')笑
なので私の場合、やはり母なんです。
【自分の母親を「毒親」なんて思うのはいけないこと】
そう思うのは「毒親育ち」の傾向の1つだと知って
「毒親」「毒親育ち」について絶賛勉強中。
もがいてきた期間が長いせいか、知識を深めることが楽しい♪のです
(Mかな?笑;)
今日はその中から1つ、得た知識をシェアさせて頂きますと、
私の父のように、自分の機嫌次第で家族を沈黙させたり(昭和のお父さんあるある??)、
子を叩かないまでも威嚇して言う事を聞かせるような人は
毒親危険信号の人物です。
が!
それを容認して何も言わないでいた母親も同じ
なんだそうです。
「普通親」であれば、家族が暮らしづらい状況に対して
止めさせるか、子を連れて引き離す行動を取るのだそう
(↑ちなみに私の離婚は、止めさせられなかった末の後者です)
母にはもっと様々なモヤモヤエピソードがあるのですが
父の話が長くなりましたので、別の機会に「その2」でお話させて頂きたいと
思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
心サポーターYou