技術系の会社に勤めていたころ、不思議だったことがあります。
エンジニアの殆どが高校英語しか知らない状態で入社したのにもかかわらず、暫くすると問題なく英語を使って仕事をしていたのです。
やがてその謎は解けました。
・ まず、彼らには、「技術」という公用語があること。エンジニア同士なら
単語さえ間違わなければ、発音や文法が多少違っていようが、相互に何を
言おうとしているかが理解できる。
・ 重要なのは、相手が言っている/書いていることの”ポイント”を正しく
理解し、こちらが伝えたいことの”ポイント”が相手に伝わること。
それだけ外さなければビジネスで通用する。
仕事で英語を使う方の多くは、よりネイティブに近い発音や文法を追求して、完璧な英語を話したい、または話さなくてはと思っておられるかも知れません。
しかし実際には、発音や文法が完璧でもコミュニケーションがうまく行かないケースもあります。一方で、思い切りブロークン・イングリッシュなのに、なぜかさくさく仕事を進めている方がいらっしゃったりします。そしてそんな方のほうが多い気も・・・。
日々の業務で”使える”、英語・海外で”通用する”英語を習得したいと考えていらっしゃるならば、まず伝えたいことを一旦頭の中で整理して、できるだけシンプルに明瞭にしてから、それを“的確な単語”を使って伝えること、を心掛けてみてください。
メールやレターであれば、更に書式や下線、箇条書きなどで工夫して伝えやすくすることもできます。
(他にも、伝わる英語にするテクニックは色々あります。。。)
英語を上達させるのではなく、まず『伝えること』に集中し上達させるつもりでやると成果がでやすいと思います。
それを繰り返すうちに、英語の上達は後からついてきます。大丈夫!