「氣」を利用した古代の骨呼吸法

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皆さまこんにちは。
早くも桜の開花が始まり、一部地域を除き一斉に開花が見られるようですね。
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この3年というもの、マスクは色々な場面で必需品でした。
特にファッションに敏感な方などは少しでも日常オシャレに過ごせるように
工夫なさっていたと思います。
しかし私を含め皆さまが忘れがちな事がありました。
それは、人間は「呼吸」によってのみ、新鮮な酸素を取り込むことができ、
さらに体内で生成されたガスなど汚れた空気を外へ出す活動をしているという事です。


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特に、人間の脳・思考は酸素を必要とします。
汚れた空気を再度吸い込むという事が人間にとってどんなに危険な事か、実はお医者様たちは良くご存じです。


この春、是非皆さんには、胸いっぱいにすがすがしい空気と、春の薫りを楽しんで頂きたいな、と思っております。



さて、本日はセルフヒーリング「骨呼吸法」について書こうと思います。

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ヨガのお話に出てくる「プラーナ(生命力)」は、食べ物以上に生きるために重要なエネルギーだと言われています。

プラーナを使って健康を取り戻し、骨に強さを与える古代道教の実践法が
「骨呼吸」と言われるものです。
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プラーナが体内に流れるように呼吸するのを視覚化することで、骨や関節に氣を多く取り込むセルフヒーリング法です。

私たちの骨は、ある意味生きた臓器です。
ご存じの通り骨は体の構造を作り、体内の重要な臓器を守り、赤血球や白血球を作り、全身に栄養を送るのに役立っています。
道教によると、「骨呼吸は、骨髄を浄化し、骨髄の再生を助けるエネルギーを直接吸収できる」、と言われています。


また、骨は非常に多孔質で常時、呼吸をしているそうで、スポンジが水を吸うように、酸素や栄養、血液を吸い込むそうです。
このような古代の実践法は、私たちの環境の中に「氣」が存在することを中心に展開されています。
道教では、世界はプラスとマイナスに帯電した電磁エネルギーの相互作用で成り立っていると考えられています。

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「氣」はこれらエネルギーの総称で、食物、空気、太陽、星などから得られる究極の栄養です。

また、「氣」は私たちの体内で臓器や分泌腺などから生成され、私たちの発する(オーラ的な)ものとして周囲に広がっているとも言われます。
呼吸の真髄は、「完全な呼吸」にあるということです。


つまり、肺呼吸だけにフォーカスしがちな日常を、骨や人体の周りにある「氣」の脈動もイメージし呼吸を行うということです。
すべての身体システムは呼吸の質によって影響を受けますが、骨も同じです。
骨髄は、スポンジ状の骨の隅にあり、真ん中に黄色い脂肪がある髄腔と呼ばれる部分で、私たちの生存に不可欠な赤血球と白血球を生成しています。

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呼吸を整えると、多孔質の骨は酸素を吸い込み、その酸素を赤色骨髄に送り込んで細胞を作り、さらに真ん中の脂肪を浄化してポジティブな空間を作り出します。
それでは具体的な実践方法をお伝えしましょう。
※骨呼吸には、様々なバリエーションがありますが、一例をご紹介します。

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<骨呼吸 実践法>
1:この方法を信じること
今、あなたの周囲が帯電したエネルギーで満たされていると想像してみてください。あなたの周囲にあるこの生命エネルギーは、通常の空気と比較してわずかに密度があります。


2:椅子にゆったりと腰掛け、両手を膝の上に置く。
指は伸ばして開き、手のひらは開いてリラックスします。
下図のような、「木を抱く」ような気功のポーズをよく使いますが、
最初はゆったりと座っていても同様の効果が得られます。


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3:スローモーションでリズミカルに、
できるだけ深く息を吸って吐くことを心がけましょう。
呼吸の比率は1:2(吸う:吐く)。


4:数回呼吸をしたら、左手の人差し指の先端に意識を向けます。
手首、手、指をリラックスさせます。息を吸いながら、指先から指の付け根にエネルギーが移動するのを感じ、鼻から息を吐きながら、すべてのネガティブなエネルギーが指から離れ、骨の中に徐々に凝縮されていくのを感じてください。

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5:これを数回繰り返すと、左手の人差し指に温かさ、しびれ、重さ、ヒリヒリ感を感じるようになります。次に、まだ何もしていない右手の人差し指と比較してみてください。この比較によって、骨呼吸の効果を認識することができます。


6:左手の他のすべての指に同じ意識を持たせ、1本ずつ、あるいは同時に、体内の生命エネルギーを吸引してください。
(これは、一度に1つの小さな領域に集中することによって、エネルギーの感覚をその部分だけに意識させることができます)

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7:すべての指を使って、両手で同時にエネルギーを引き出せるようにします。次に、前腕、上腕、肩へと進み、自分の骨がエネルギーを吸い込む大きなスポンジのように見えるようイメージします(視覚化する)。

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8:今度は右手で同じ感覚を再現し、指、手首、前腕と徐々に進行させます。両腕に温かさ、しびれ、重さ、チクチク感が広がっていくのを感じてください。同じく腕から肩甲骨、鎖骨、胸骨、肋骨へと循環していくことになります。
温かさ、しびれ、重さ、チクチクの感覚は、骨の構造によって、部位ごとに異なるかもしれません。
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9:足とつま先に焦点を当てます。
靴や窮屈な衣類を脱いで、足の指に意識を向け、足首まで一緒に、または単独で行います。左足のつま先から息を吸い、次に右足、または両足を一緒に吸い込みます。
呼吸がすべての骨から入ってくるのを感じ、しばらくその状態を保ち、エネルギーを流し出します。


10:足から足首、ふくらはぎ、膝、大腿骨、骨盤、尾骨、仙骨、そして脊柱まで、徐々に上へと移動していきます。
呼吸の動きは、画像のように矢印に向かって流れるとイメージしてください。
(呼吸とともに足を引き上げないでください。足は床につけたままにしておきます。)

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11:脚と手の両方から同時に呼吸を行い、脊柱のC-7椎骨(首の根元の大きな骨)でエネルギーを融合させ、そこから頭蓋骨まで、エネルギーを統合させます。最低9回の全身呼吸で、しばらく呼吸を続けてください。


12:最後にすべてのエネルギーを丹田(へその少し下)に持ってきて閉じます。

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骨についてより詳しく知りたい場合は、骨格の解剖図を使って、より正確にエネルギーを導くことをお勧めします。


骨呼吸は、骨量不足、骨粗鬆症、ストレス管理、エネルギー不足、免疫力低下などの問題から距離を置く事ができます。

骨呼吸によって生み出されたエネルギーは、体の最も奥深い部分にまで気を巡らせることで、性的エネルギーと融合します。

ある気功教室に通う女性は、骨量が激減していたのですが、骨呼吸を3時間定期的に行うことにより、半年で10%、5年で100%の骨量を回復させたとも言われています。

赤血球や白血球の生産量が増え、血液の流れが良くなり、栄養の分泌が促進され、性的エネルギーが高まり、免疫力が向上し、骨密度が高まって骨が強くなると言われています。

この方法は、いつ、どんな場所でも実践可能ですので、
是非何度でもこの記事を御覧になって、挑戦していただければ健康増進に役立つと思います。
パワフルで、エネルギーを引き込んだ身体の部位がパワーアップしているように感じることができるでしょう。

また、チャクラエネルギーの流れと同調させるのにも役立ちますので、是非
背骨が意識できるようになったら、試してみてください。

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