本当に「プロセスが大事」なのか?

記事
コラム
こんにちは。

今回は、「大事なのは、結果か、それともプロセス(過程)か?」ということについて、見解を示します。

「プロセス重視派」からよく聞かれるのは、「結果よりも、プロセスが大事」ということです。
私は、この見解には賛成しかねます。
ただし、それは決してプロセスを無視して結果さえ出せればよい、というものではありません。

「プロセス」を、資格試験において「合格」という結果を得るための、適切な「手段」や「対応」を含めた一連の流れと定義すると、プロセスが適切でなければ合格は難しいということになります。よって、プロセスを無視して結果を求めようとすると、勉強している割には効果が得られないとか、無駄な勉強をしてしまうといった非効率的な勉強につながりかねません。

ここで大事なのは、自分自身の勉強のプロセスがどのようなものかを把握し、改善点があれば修正する、という意識を持つということです。
闇雲に勉強をしても思ったような効果が得られない、ということは、すなわち効果的な勉強法を知らない、ということになります。

そこで大切のなるのが、「プロセスを検証する」という作業です。
自分自身の勉強法がどのようなものか、また、どのように勉強すれば効果が得られるのかを見直すことで、勉強法の改善につなげることができます。そして、勉強法の改善には、いつ、どのような勉強をしたかを記録し、どのように取り組めばよいかを検証する時間を設けることが求められます。
これは、品質管理の手法にも通じる、「PDCAサイクル」をイメージしていただければわかりやすいかと思います。

結論として、「プロセス」は、勉強の過程を記録し、勉強法の改善につなげてこそ意味がある、ということです。もし、試験が不合格になり、結果は悪かったものの、その結果よりもプロセスが大事、という意味で言っているのであれば、単なる言い訳に過ぎず、いつまで経っても合格は難しいでしょう。

最後に厳しいことを言ってしまいましたが、「忙しい生活の中で合格を勝ち取る」という観点に立てば、この点はとても大切なことです。ぜひ、ご認識いただきたく思います。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す