「選択肢一つひとつ」に根拠を求める”真意”

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コラム
こんにちは。

今回は、
「効率よく資格が取れる『必勝勉強法』」の中で、合格に必要な「合格力」の定義についてお伝えします。

本書の中で「合格力」とは、
「過去問の選択肢一つひとつを、根拠を持って解答できるだけの実力」
と定義しております。

なぜそこまで求めるのか? それには明確な理由があります。

今回は宅建士を例に説明します。
宅建士の試験は、大まかに「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「その
他の分野」と分けられます。
そして、普段勉強を進める際には、
「今日は、『権利関係』を勉強しよう」
「いま『宅建業法』があやふやだから、そこを勉強しよう」
というように、範囲を定めて勉強する方が多いかと思います。

そのように勉強を進めること自体はよいのですが、本番の試験では、
受験者を迷わせる選択肢が入った問題数多く出されます。

「そんなことは当然じゃないか!」
との声も出てきそうですが、ここで考えていただきたいことがあります。

それは、
身につけている知識が曖昧では、正確に選択肢を絞ることはできません。
そして、宅建士試験でいうところの「権利関係」や「宅建業法」といった、
各分野の知識正確に把握できてこそ、選択肢を的確に絞ることができる
のです。

ここで注意したいのは、
例えば普段、「権利関係」のみ意識した勉強をしていて、もし試験で「宅建業法」に出てくる年数や数字が選択肢に混じっていると、
「あれっ?これってどこかで見たけど、『権利関係』のことだったかな?」
というような迷いが生じます。
つまり、
「権利関係」と「宅建業法」の知識が混じってしまい、選択肢が絞れない
ということが得点力不足の原因となるわけです。
このような曖昧な知識のままでは、いつまで経っても合格に必要な得点力を伸ばすことはできません。

だからこそ、繰り返し過去問に接する中で、
他の分野間違いやすい数字や表現とを紐づけし、正確に判断できるようにする必要があります。
それが「過去問の選択肢一つひとつを、根拠を持って解答できるだけの実力」を身につけることを提案している真意です。

よって、ただ単に過去問を解いて、○×をつけるのみで終わっていては、残念ながら過去問を「インプット教材」として使いこなせていないことになります。

このような意識を持って勉強を進めることが、着実に「合格力」を身につけることにつながります。






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