レポートの書き方!【引用文献/主語/評価】

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こんにちは!論文指導者のたじろがです。

この春から大学生になった君たちは、これからたくさんのレポートに向き合うことになるのですが、高校時代に学んだ小論文等とは書き方が違うことから、最初はどうしてもつまずいてしまうものです。

そこで今回は、新1回生からいただく【よくある質問】に答えていこうと思います!

【レポートはどのように評価されるのか】
多くの学生さんは「構成」が高評価に繋がると勘違いし、テンプレに当てはめればそれで良いと高を括っていますが、実はそうではありません。

構成というのは「読みやすさ」の指標です。
つまり評価してもらうための最低限のマナーであり、構成が良いから評価が上がるということはありません。

しかし!!!!
構成が悪ければ評価が下がることはあります。

読みにくい=読みたくない=評価したくないという心理的ストレスはもちろんですが、それ以上に「せっかく論じてくれたことが全くくみ取れない」という点において評価が出来なくなります。

では、レポートはどこで評価されるのでしょうか?
答えはもちろん内容、つまり論証部分です。
レポート内容は「読み応え」の指標です。

構成は読みやすさであり評価以前の問題、内容は読みごたえであり評価に直結するもの。
そう覚えておきましょう。
(構成方法、内容の深め方等はいつでもご相談ください!)

【引用文献をまとめるだけで良いのか】
これが最も多い質問ですが、答えはNOです。

大学のレポートで課されるものはほとんど「論考型」と呼ばれるものになります。
文系だと「文献研究型」、理系だと「実証研究型」と研究方法に差はありますが、基本的には課されたテーマに関して「根拠に基づいた主張を展開する」レポートとなります。

例えば、、、
「日本の公立図書館を対象とした補助金の課題とはなにか論じなさい」
「〇〇という文学作品にみられる不自然な点をあげよ」
「官僚制の権利関係についての考えを述べよ」
などなど、様々な学部の様々な分野で求められます。

引用文献というのは「自分の主張の根拠となる資料」ですので、引用文献をまとめるだけでレポートが成立することはありません。
それに、引用文献の内容を自身の主張とするのはルール違反です。

レポートでは必ずあなた自身の主張を展開してください。
その主張を補強・補完するために引用文献をご使用ください。
(自分の主張が思いつかない、引用文献が探せない等はいつでもご相談ください!)

【主語に「私」を使って良いのか】
これもよく質問されますが、答えはNOです。

レポートで求められているのは主観性ではなく「客観性」です。
私という主語を用いてしまうと主観的文章となり、レポートとしてふさわしくありません。

例1)
×私は消費税率引き上げに賛成だ。
〇~という状況を鑑みれば、消費税率引き上げはやむを得ない。
〇本稿では、~を根拠に消費税率引き上げを支持することとする。

基本的にはあなたがどう思っているかではなく、一般的にどうなのかを捉えると分かりやすと思います。

例2)
×私は過度なダイエットに反対である。
〇昨今、青少年の過剰なダイエット問題が顕在化している。

以上、他にも質問があれば何でもご相談くださいね!
お見積りも柔軟に対応させていただきます。


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