司書のつぶやき:実は私…本を読むのが苦手です!

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いきなりの衝撃発言です(笑)
図書館で仕事してるんですよね?
本たくさん読んでるんですよね?
でないと仕事できないでしょ?
…そう思いますよね?
本は大好きなんですよ!でも、早くたくさんは読めないタイプなんです。

理由はいくつかあります。
まず、好きな本を何度も繰り返して読むタイプであること。
子どもの頃から児童文学、特に海外文学の翻訳物が好きだったのですが、
シリーズを読み終わってもしばらくするとまた読みたくなってしまって。
指輪物語や赤毛のアンシリーズを何度読んだことか!

また、そういう読書遍歴のため、日本の小説に興味がなかったのです。
学校図書館に勤めるようになって、著名な作家の作品は1冊ぐらい読まないとマズい…と、読み始めたぐらいです。
名前は知っていても読んだことのない作家さんもたくさんいます。

そしてこれが一番の原因なのですが、読むのにとても時間がかかるし、集中して一気に読んでしまいたいタイプなのです。
想像力・空想力が比較的豊かな方なので、読んでいるときはどっぷりその世界にひたっています。読んでいる場面の映像も出てきます。
場面や状況をまるでその場にいるかのように考えながら読んでしまうのです。
なので時間もかかるし中断したくない。
分厚いハリーポッターみたいな本も、5時間ぐらい集中して読んでしまいます。トイレも行かずに。
時間も体力も必要になります。

そのせいか最近は文学よりもさらっと読める実用書とか、自己啓発の本とかが増えています。
…あ、老眼も理由の一つかな(汗)

図書館の司書になった人にもいろいろなタイプがいます。
とにかく乱読・多読、読書大好き!の人もいれば、本そのものが大好きという人、図書館という空間が好きな人、人と本をつなぐのが好きな人もいます。

私はどちらかといえば人と本をつなぐのが好きです。そして図書館も好き。
だからみなさんに図書館をたくさん利用してほしいと思うのです。
知りたいとき、学びたいときにヒントになる本がたくさんある図書館。
世界中の未知の物語に引き合わせてくれる図書館。
そして、そのガイド役である司書という存在。

おすすめした本を「おもしろかったです!」と言って返してくれた時。
一緒に本を探して「あ~!ここにあるんですね!」と喜んでもらえた時。
ほんとうにこの仕事をしていて良かったな…と思います。

一緒に探してあげられないので、こんな記事を書きました。
ご購入いただけるとありがたいです。

さあ、連休も始まります。ぜひ図書館にも行ってみてくださいね!




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