司書のつぶやき:ガイダンスが始まった!

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4月も後半に入ってきました。
新入社員のみなさん、新入生のみなさん、少し慣れましたか?
まだまだ分からないこともたくさんあると思いますが、どうか焦らずに!
みんな同じような道を通ってきているんですから。大丈夫!

さて、学校図書館も新入生を迎え、図書館の利用方法を説明する「ガイダンス」を行いました。

まずは中学生のガイダンス。
やや緊張した面持ちで図書館にやってきますが、そこは先日まで小学生だったみなさん。ちょっとおちゃらけた子もおります。
司書としては緊張を適度に和らげながら、ふざけすぎないよう、ポイントを押さえつつの説明になります。
あんまりきつく注意すると「図書館は怖い先生がいるところ」と思われてしまうので、できるだけフレンドリーに、時々やや強めに…という感じを心掛けています。

何校かガイダンスをしてきましたが、中学生の場合、必ずと言っていいほど一部で小さな笑いが起きるところがあります。
「司書の○○です。」と自己紹介するところです。

どうも「ししょ(司書)」が「ししょう(師匠)」と聞こえるようなのです。そりゃ笑うよね。
そこで「司書」と送り仮名も書いた紙を見せながら自己紹介するようにしました。
ついでに「書を司ると書いて司書といいます。いわば図書館や本の専門家です」と名乗るようにしています。

図書館の基本的なルールと使い方の説明をして、館内をぐるっとまわります。
そのあと好きな本を選んで借りてもらいます。
「マンガはどこですか?」と聞いてくる子もいれば、「俳句の本を借りたい」と言ってくる子も。
いつも子どもたちの興味の幅に驚かされます。

今年は結構早くから在校生たちがやってきて、たくさん本を借りてくれています。
自習の生徒が多い学校だったので、昼休みや放課後に書架の間にたくさんの生徒がいるのを見て、みんなで喜んでいます。

中学・高校時代が一番自由に好きな本が読める時期だと思います。
どんどん趣味に走ってもらっても、新しいジャンルと出会ってもらっても、きっとそれはその人の糧となるはずです。
それを楽しめるのがこの時期ならでは。
もちろん、お勉強やクラブ活動もあるけれど、それでもまだ時間は取れる方じゃないかしら。
大学や社会人になると、それ以外のことが増えてきて、じっくり読む時間が減ってしまいますもの。
思う存分、本と遊んでほしいと思います。

これから高校1年生のガイダンスに入っていきます。
私も張り切っていかなくちゃ!
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