アンパンマンの歌詞に泣かされた話

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コラム
どうも、しみずです。
少しだけ暗い出だしになってしまうのですが、連日仕事のストレスや、子育てのストレスからかなり落ち込む日が定期的に来ることがあります😢
そんな時って、元気な時にはあまり気にしなかった事が、スッと耳に入ってくることがあります。
それが息子が最近ハマっている『アンパンマンのマーチ』でした。

『アンパンマンのマーチ』

そうだ うれしいんだ 
生きるよろこび
たとえ胸の傷が痛んでも
何のために生まれて 
何をして生きるのか
こたえられないなんて 
そんなのはいやだ!

今を生きることで 
熱いこころ燃える
だから君は行くんだ 
ほほえんで

そうだうれしいんだ 
生きるよろこび
たとえ胸の傷がいたんでも
ああアンパンマンやさしい君は
いけ!みんなの夢まもるため

なにが君のしあわせ
なにをしてよろこぶ
わからないまま終わる
そんなのはいやだ!

忘れないで夢を
こぼさないで涙
だから君はとぶんだ
どこまでも

そうだ恐れないで
みんなのために
愛と勇気だけがともだちさ
ああアンパンマンやさしい君は
いけ!みんなの夢まもるため

時ははやくすぎる 
光る星は消える
だから君はいくんだ 
ほほえんで

そうだ うれしいんだ 
生きるよろこび
たとえどんな敵が相手でも
ああアンパンマンやさしい君は
いけ!みんなの夢まもるため


不覚にもかなり心に刺さり、笑いながら手をたたく息子の後ろで、気づかれないようにぐっと涙をこらえて聞いていました…。

改めて調べてみると、アンパンマンの原作者のやなせたかし先生の弟さんが、海軍の人間魚雷「回天」の乗員で、特攻隊だったことを知りました。
その背景を頭の片隅に置いて、アンパンマンのマーチを聞いていると、日本の為に戦ってくれた先人たちに感謝の気持ちが溢れてきます。

実際にはやなせ先生は弟さんに宛てたメッセージと明言している訳ではないので、これはあくまで私の想像となってしまっているわけですが…。

私も息子と同じくらいの年から、アンパンマンを見て育ってきました。
子供の頃に友達と「アンパンマンには愛と勇気しか友達いないんだよー!」と笑っていた時もありました。

でも改めて考えると不思議ですよね。

アンパンマンのそばにはいつでも人が集まっている
アンパンマンを好きな人たちは沢山いる
そして一緒に戦ってくれる仲間もいるのに
なのになんで『愛と勇気だけが友達さ』という歌詞があるのでしょうか

やっぱり気になって色々調べてみたところ、やなせ先生が直接著書の中で答えられていました。
アンパンマンのテーマソングの中に「愛と勇気だけが友だちだ」という言葉がある。
「アンパンマンは愛と勇気だけで友だちはいないんですか?」と質問されることがある。
友だちも仲間も大勢いる。友情で結ばれている。
しかし命がけで自分を犠牲にしても戦う時は自分ひとり、
他人の協力をアテにしないということだ。

『オイドル絵っせいこれじゃあ死ぬまでやめられない!』 老年スベリ台 より
「アンパンマンのマーチ」の中に、「愛と勇気だけが友達さ」という歌詞があります。
それで抗議がきたことがあるんだけど。これは、戦う時は友達をまきこんじゃいけない、戦う時は自分一人だと思わなくちゃいけないんだということなんです。
お前も一緒に行けと道連れをつくるのは良くないんですね。
無理矢理ついてくるなら仕方ないけどね。
横断歩道もみんなでわたれば怖くない、悪いことをする時にも群衆でやれば怖くないというのがあるけれど、責任は自分で負うという覚悟が必要なんだということです。

『わたしが正義について語るなら』 正義でいばってるやつは嘘くさい より

この説明を見た時私の中で「なるほど」とストンと腑に落ちました。


命がけで戦うときは自分一人
全ての責任は自分で負う覚悟

子供の頃に感じていた、みんなを守ってくれるアンパンマン

彼は強くて、優しくて、公平で、そして少しだけ寂しいなと感じました。

私が子供の頃から憧れていたヒーローは、やっぱり今も私の憧れのヒーローです😊
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