強欲の

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なんでもかんでも、いろんなことに意見をもってないと恥ずかしくなる。
いや、強迫観念に近いかもしれない。
それが物書き(笑)。強欲なんですよ。

シーズンなので戦争についても、あれこれ考えてしまう。

古き良き時代は、地位のある奴ら同士の喧嘩、というのが本質で、とばっちりに文句を言いつつも、基本やりたい奴だけがやっていたのだろうと思われる。
貴族の誇りにかけて、とか、十字軍で一発当てようとか、戦争を求めてうろうろする宮本むさし君とか。
それが総力戦なんてものを考えついた1900年初頭のヨーロッパでは、個人は国家のために戦う「空気」が蔓延った。WW1の結果を見れば、数字的にも最中やその後に世界に与える影響という意味からもそれまでとは比べられないものに変化したのだろうと思う。
敵の国の奴だ、というだけで銃口を向ける大義名分が揃ってしまうなんてのはどうにもおかしい。理屈で言えば、女性だろうが子供だろうが、自分に向けられる兵器を作っているのかもしれないし、人口を減らすという目的だけでもコロ史ておいたほうがいいということになる。
普通に考えれば狂ってるとしか思えないが、一人頃したら殺人者で100万人比ろしたらなんたら、という言葉がある意味成り立ってしまう所以だろう。

人道的にヤバい作戦とか、民間人の虐殺とか、個別の兵器に対するあれこれとかにどうしても目がいきがちだが、根本はこの「総力戦」という概念にあると思うんです。
どこかの領土を欲しい国が相手国に対して「サッカーで決着をつけようじゃないか」というのが当たり前の世界だって何かがどうにかなればあり得たかもしれない。かなり凄惨な試合にはなるだろうが(笑)
でも、総力戦に対する反対意見を掲げた市民団体とか、戦争で人をコロ酢ことを拒否する北欧少女活動家とかは、見たことがない。
いや居るのかもしれないけれど、そういう騒ぎになったニュースとかは知らない。

人類自体をそういうモードにするためには「空気」を17世紀に戻すだけでいいのか、それとも生物としての本質的な部分からして、文化だの教養だので抑え込むような大仕事が必要なのか、はわかりません。
でも、理想は持ち続けるべきだとも思うのですよね。
そんなの理想論だ、あり得ない、と言われていた人類は空も飛んでるし、深海へも潜れるし、なんならあの月にまで行って、その大地を踏みしめているわけですから。
そして、戦争に費やされる金や労力、無暗に排出される温暖化ガスを、全部温暖化阻止のため、地環境のために使うべきです。
もう、暑くてかなわない(笑)

全世界の戦没者、戦争被害者に黙とう。





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