感動した講演★思い出したの!狂言泉流二十世宗家??②

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これは続きよん!①はコレ↓ね
リンク?どやる?あれ??
なんか長編物になりそうね(*^-^*)
では、続きに参ろう!

狂言のルールはとてもシンプルでした。演者自身セリフといっても良いのでしょうか?舞台をぐるりと巡り正面を向いたところで「場面が変わる」のです。
演者がセリフを発しながら、それを聞きつつ「聞き手の余韻と想像力を膨らませる」流れです。まさに「間の匠」であると感服でした!狂言の世界擬音が多いのも特徴でした。演者が表現するのです。「びょーびょーびょー(実際にはすごく抑揚のある発生です)」何だと思いますか?答えは(*'▽')
ワンワン=犬ですよね?昔は威嚇している犬というのが定番の姿だったのでしょうか?現代人昔の人では「」への理解が違うので「拾う音」も大きな違いですね。
昔から変わらないもの=「生きた芸能」を「伝統の世界」から新たな役割として、演者側がその時代からなにか感じ取り、私達が古来より大切にしてきたもの見入だしたり感じたりしているものの「瞬間を描き出すこと」なんだそうです。時代に合わせながらも古き良きものを継承しつつ変えていくのが芸能の役割ともいえる奥深さを語られました。
途中「鶴亀の舞」を少し演じてくださいました。若松の緑を称える演目です。未来への願いと発展へ受け継ぐめでたい演目です。

♬老いては若返り緑の色は鮮やかな若松、時は重ねても幾久しくめでたき~♪

という縁起物をご披露くださいました。

狂言の世界での技術の伝承は「口伝(くでん)」の方法で師匠から弟子へと継承される「技」です。元彌氏も1歳半から修行が始まったそうですが、すべては師匠の演目を一つ一つ獲得していくのだそうです。現在も技術継承はセリフや、そのセリフの抑揚をも掴み間(ま)」もすべて心得て、いわゆる所作のルール(スタイル)を「口伝」で覚えていきます。そして昔から日本人は「昔ながら」を「めでたい事として受け継いできた特色」があるそうです。大切に受け渡すものは「心意伝承」として「心を受け継ぐために生きてきた共有として目や耳に残るもの」という根幹があるそうです。私達が生きる社会の昨今では、データを活用しIT文化の著しい発展の中で生きています。しかし狂言の世界から読み取れるものは「体験型」という言わばアナログなところに重要視しています。現代社会は「体と心で触れていける経験の大切さ」が問われている時代とも言えそうです。

狂言にある「型」とは心を受け渡すものであることが十分に分かりました!

同時に「受け取っていく側の気持ちを信じること」の大切さも語られました。
どうせ、やらないし、出来ないし・・・」時に、子どもに接する際に生じてしまいがちな伝える側の気持ちがもしもこんな状況だったら「伝えたい事も伝わらない」。
今、師匠として弟子に芸を伝承していくお立場でもある元彌氏。コトバの重みが伝わります。
相手を信じること(気持ち)」こそが本当に伝えたい思いを相手に感じ取ってもらえて、そして「心意」を伝える「技法」ですね。

このグローバルな時代だからこそ「コミュニケーション力」はより重要になってきます。
生きたコトバを伝えるための「技術」次世代にも継承し続けることの大切さが込められていました。

【まとめ】
狂言と教育??なんともミーハーな勢いで聞き始めていた私は「教育講演」として元彌氏が招かれた本質が講演の中に随処に散りばめられていたことにすっかりと引き込まれておりました。そして博学さと「「talk力!!」私も「講座」「講義」「講演」に携わる仕事なのでものすごく勉強になりました。
狂言の世界では「師匠が3回指導しているうちに覚えなさい!」の鉄の鉄則があるそうです。

「生きた経験や体験」は一生、覚えていられること!!

この繰り返しの修練を続けることが大切だそうです。
いつでもできるからいいや!」では、人は体得しないのは芸事に限らず、私達は常に意識しなければならないと感じました。

子どもを真ん中に

丁寧な連携を様々な機関と広げながら、円を描くように繋がることの重要性を伝えてくださいました。
狂言の長い歴史の中で培われてきた「手から手へ」「心から心へ」この営み一貫している事です。土台があるからこそ成長という芽吹きに繋がる糧となるのではないかと「ココロを通わせること」を語られました。
家庭環境も多様化してきた最近では「共通認識」を生み出す事にも困難さが生じる時代です。価値観の違いの幅も大きくなっている中で

「人を読むチカラ(理解)があること」

これからの社会を担う子ども達に丁寧に大切に繋いでいきたい!!
そして・・・

「(人と比べて)自分を不幸に思わないこと」

「愛情を感じられる関係性へ♡」

子ども達に伝わることを信じぬいて!!
狂言の世界で言われる

「素直でつつがなく」

一番いいコトバだそうです(*'▽')
自然を相手にしながら生きてきた日本人の「心」
人としての美しさを「伝統芸能の世界」から「教育に通ずる変わらない価値」として共通認識の中にある空間の大切さを熱く語って頂けたことは私にとって大きな宝物でした。
講演当日がお誕生日であった元彌氏には感謝も込めて会場より盛大な拍手が送られました!!

ハイ!!2017年の私の発行した資料でした。
私、こんな仕事もしてたのね。懐かしき一コマです。

この後、コロナで大変な時代がやってきたわね。。。。

ここまで、お付き合いしてくださりありがとうございます。
まだ資料、ありそう(⋈◍>◡<◍)。✧♡

では次回また(*'▽')

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