4~7月の現代文(評論)の取り組み方

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学び
備忘録。
今年度も授業をさせていただけることになったので年間計画を立てる。
とりあえず、現代文。
4~7月(夏休みまで)の目標は、

大学入試で必要な背景知識を一通り伝える。

大学入試で採用されている評論文は、すべてつながっている。
が、バラバラに見えている生徒が多いはず。
だから、私が一つのストーリーとしてつなげる。
内容は以下の通り。

①入試現代文は、近代(明治時代)以降の文章を対象にしているので、
まずは全ての評論文の土台となる思想として近代思想を知る必要がある。
②近代思想を把握したら、近代思想からつながっている現代思想を知る。
③近現代思想を把握したら、近現代人の思考の土台となっている科学的思考を知る。
④科学的思考を把握したら、哲学に関する文章からそもそも人間の思考はどのようになっているのかを知る。
⑤哲学に関する文章を通して人間の思考を把握したら、言語に関する文章を通して、どのようにその思考を表出するのかを知る。
⑥言語で思考の表出をするという内容から、その言語で成り立っている文学に関する文章に触れる。
⑦思考の表出という内容から、その思考表出の方法として芸術に関する文章に触れる。
⑧⑥と関連して、小説に触れる。
⑨①~⑦の評論と⑧の小説それぞれの特徴を併せ持つ、随筆に触れる。

こんな感じ。
思いつきで打ったから文章が整ってないな(笑)
まぁ、直接誰かに話すとなると、こんなもんだろう。
要は、バラバラに見える評論文たちは、根本は一つ。
人間の思考が生み出しているもので、それらは執筆者の文化的背景が紐づいている。
だから、まずは、文化・文明的知識(近現代思想)と人間の思考について知ると取り組みやすくなる。(文化・文明的知識(表層)→人間の思考(深層)という流れでも、人間の思考(深層)→文化・文明的知識(表層)という流れでもよい。やりやすいほうで。正解はない。)
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