カウンセリング例1 1-4”緊張しちゃうギターリスト”

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コラム
 ご興味を持っていただき、ありがとうございます。
幸せなアーティスト&HSPを育むカウンセラー、ヴィーナです。
 私は元々HSPで音楽が大好き。
 ですから、音楽世界がより幸せな世界になり、HSPの方の苦痛を取り除けるようなカウンセリングをしています。
 今回は、私が実際どのようなカウンセリングをしているのか、アーティストでよくあるモデルケースを使って、わかりやすく対話形式で書いています。
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前回まで
相談者「アヤ」さん。
 趣味でエレキギターをしているが、本番で緊張してしまってつらいので、相談にいらっしゃいました。
 前回までのお話で、緊張をしてしまう大きな原因の一つだと判断した、自信のなさ、を一緒に向き合いました。
 今回は、いよいよ本題の”緊張”です。
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 第4話 緊張から解放される

<ヴィーナ> それでは、本題に入る前に一つだけ。
 自信がないから自信を持つ、という考え方に変えるには、ある程度の時間と訓練が必要です。思考も、筋トレと同じで、新しい習慣を取り入れるには、何度も何度も反復していく必要があります。
<アヤさん> そうですよね。そんなにコロッとは変えられないです・・・けど、変えられるようにがんばります。
<ヴィーナ> 一度理解しただけでは難しいものです。もし、いつの間にかわからなくなってしまったり、また自信がなくなってきてしまったら、いつでもご相談くださいね。
<アヤさん> はい、そうします。
<ヴィーナ> それでは、長らくお待たせしましたが、本題の”緊張してしまう問題”に入りたいと思います。
<アヤさん> お願いします!
<ヴィーナ> まず、アヤさんは練習の時、いつも自分にダメ出しをしてた、ということは、ここまでの話でよくわかりましたね?
<アヤさん> はい、いらないダメ出しをしてました。
<ヴィーナ> その時の言葉をもう一度思い出して欲しいんです。具体的に、どんな言葉を思い浮かべていましたか?
<アヤさん> 「あ!またミスした!」とか、「へただな、私」とか、「いいかげんにしてよ」とか。
<ヴィーナ> ありがとうございます。なかなか厳しい言葉ですね。それでは、その言葉をもし自分が言ってるとしたら、どんな口調で、どんな表情で言っていたと思いますか?
<アヤさん> 怒ってる表情だったり、あきれたり・・・。声は大声だったり、嫌な顔をしてると思います。舌打ちしてたかも。
<ヴィーナ> なるほどなるほど。ありがとうございます。それでは、です。
 普段のアヤさんが、音楽の場面に限らずそんな風に言われたら、やっぱり緊張しませんか?
<アヤさん> そうですね。します。私、そういう風に言われたり、そういう雰囲気醸し出す人、すっごい苦手です・・・。
<ヴィーナ> まぁ、あまり好きな人はいなそうですよね。
 アヤさんがギターを弾いている目の前で、その人がそんな表情や口調で、そんな言葉を言っていたら、・・・うまく弾けます?
<アヤさん> 絶対無理です!
<ヴィーナ> そうですよね。まして自分自身ですから、まさに目と鼻の先でそんな風に言いながら、じー---っと、アヤさんのプレイをガン見している状態と同じです。これ、うまく弾けると思いますか?
<アヤさん> 全然思いません・・・。そうか、そういうことだったんですね。
<ヴィーナ> その、鬼監督・・・いや、もはやそんな態度の人は監督として失格ですが・・・その鬼プロデューサー、本番でも同じようにしてるんじゃないですか?怖い表情で、アヤさんをジーーーッとガン見していて、時にへたくそ!とかミスったな!とか声をかけてくるんです。
<アヤさん> まさにその通りですね!ほんとに、バンド漫画に出てきそうな、本番の舞台の袖から腕組みして見張っている感じです!
<ヴィーナ> それじゃぁ、緊張してしまうの、当たり前ではないですか?
<アヤさん> その通りです・・・!
<ヴィーナ> アヤさんの中の、その鬼プロデューサーがいなくなってくれれば、アヤさんはのびのびと、楽しくプレイできるんじゃないですか?
<アヤさん> そうですね・・・。そんな気がします。いなくなって欲しいです!
<ヴィーナ> その鬼プロデューサーは、アヤさんの中の、これまで「これじゃダメだ!」と言っていた人です。その人なりに、アヤさんを成長させようとは、していました。
<アヤさん> いえ、成長とか考えてなかったと思います!SNSとかでよく居るアンチみたいな。それくらい、ダメ出ししか考えてない奴でした!
<ヴィーナ> 相当ですね(笑)。それでは、イメージしやすいように、アンチ、ということにしましょう。その人は・・・いなくなって欲しいですか?
<アヤさん> もちろんです!
<ヴィーナ> それでは、アヤさんのライブの空間、だけでなく、普段の練習の時でも、出禁にしてしまいましょう。
<アヤさん> 出禁!?ど、どうやって?
<ヴィーナ> 意識の中から締め出してしまいます。
<アヤさん> む、難しそう・・・。
<ヴィーナ> 大丈夫ですよ。かわりに、アヤさんの意識の空間に、アヤさんが招きたいお客さんを呼びましょうよ。
<アヤさん> 私が呼びたい人?
<ヴィーナ> どんなお客様に見て欲しいですか?
<アヤさん> 友達、とか。
<ヴィーナ> とか?具体的に誰、というよりも、どんな人でどんな反応をしてくれるか、みたいなイメージで考えてみてください。
<アヤさん> そうですね・・・。私のプレイを楽しそうに聴いてくれて・・・ノッてくれたり手拍子してくれたり・・・声援送ってくれたら最高です。
<ヴィーナ> いいですね!もしアヤさんが失敗しちゃった時は?どんな反応してくれるお客さんがいいですか?
<アヤさん> どんまい、って感じで反応してくれたり、がんばれ、って応援してくれる人がいいです。
<ヴィーナ> いいですね!そんな招きたい人達を、どんどんイメージしていくんです。男か女か、どんな格好で、どんな反応をしてくれて・・・。そんな、あなたが招きたい人で、会場を埋め尽くしてみてください。
<アヤさん> ・・・なんか、すごく楽しい気分になってきました!
<ヴィーナ> その調子です!どうですか?そういうことを考えていたら、さっきのアンチなんか、消えてしまってるでしょ。
<アヤさん> たしかに!いいイメージするのに忙しくて、アンチのことなんか忘れちゃいそうです!
<ヴィーナ> そうですそうです!アンチはもしかしたらしつこいかもしれませんが、その度に、あなたを応援してくれるファンの人たちのことを思い浮かべたら、彼らがが押しやってしまいますから。
<アヤさん> なんだか、楽しくなってきました!ライブしたくなってきた!
<ヴィーナ> いいですね!その調子です!さらに、です。
 ファンを固定化するのに大切なことはなんでしょうか?
<アヤさん> もちろん、こまめにコミュニケーションとることです。
<ヴィーナ> そのとおり!ですから、練習の時と、他に一日に数回は盛り上がっているライブの状態やファンのことを思い浮かべて、しっかりとそのイメージを定着させていってください。
<アヤさん> わかりました!
<ヴィーナ> もうおわかりかと思いますが、そのいいイメージをスムーズにできたのは、アヤさんがこの前の段階で、自信のことを理解できているからです。
<アヤさん> 改めて考えてみると、たしかに、自信がない状態で、自信の仕組みについて知らなかったら、うまくイメージできなかったかもしれません。
<ヴィーナ> そうなんです。まずは自分が自分を受け入れられないと、全てを否定してしまうんです。
<アヤさん> 自信って大事なんですね。
<ヴィーナ> もしアヤさんが、しっかりと自分に自信を持てるようになったら、自信って大事、どころの話じゃないことに気づくと思いますよ。
<アヤさん> そういうものですかね?
<ヴィーナ> はい。ぜひ、今度は自信のあるアヤさんにお会いできたら嬉しいです。でももし、また自信がなくなってしまったり、わからなくなってしまったら、いつでもご相談くださいね。
<アヤさん> わかりました。ありがとうございました。
<ヴィーナ> こちらこそ、ご相談いただき、ありがとうございました。是非、ただの音楽好きでなく、本当に音楽を愛する人に。幸せで豊かな音楽の世界で、幸せで豊かになってくださいね。
<アヤさん> そんな大きなこと言われるとちょっと・・・(笑)、でも、楽しく音楽ができるようにやってみます!

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 ここまで、お読みいただきありがとうございます^^。

 緊張のお話より、自信の話の方が長かったですね(笑)。
 しかし、緊張の根本的な原因は自信、なんです。
 自信がないと、今回の話にでてきた、アンチが出現してしまいます。アンチは、あなた自身を否定しているあなた。
 アンチに負けないためには、自分を応援してくれるファン、あなた自身を応援し、大好きでいてくれるあなたをイメージする必要があります。

 また、一時的にはうまくイメージできても、これまでの考え方のクセを変えるには、それなりの時間が必要です。そしてこまめにいいイメージをする癖をつけること。

 自信を持っていないあなたに、リアルの世界のファンもつきません。

 実際のカウンセリングでは、ご相談者様の考え方や、思考のクセの段階に応じたアドバイスをいたします🎵

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