白か黒 ■過去の不倫編■

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コラム
私には白か黒しかない。
子供の頃から変わらず、自分が白。
そして自分とかけ離れているものが黒。
やってることは黒でも
自分が決めたことは白になってしまう、悪い癖。

不倫は私の中では黒だ。
なのにバカだから白にしてしまった時期があった。

一緒にいられる時間が
とてつもなく幸せ。
会えただけで世界に色がついて見えた。
許される限り手をつなぎ
唇が赤く腫れるほどキスをした。
ただずっと一緒にはいられない。
その人には帰らなければならない場所がある。
そこは私のところではない。
たまらなく切なくて苦しい嫉妬心。
手に入らないから余計に欲しくなる執着。
愛情なのか憎しみなのか
それすら分からない感情に苛まれる日々。
出会わなければよかったと
後悔してはまた
会って抱きしめられて流される。

中には不倫の恋を成就させ
幸せになる人もいるのだろうけど
そんなのはごく僅か。
そこまで望んでいたわけじゃない。
最初から分かってた
きっといつかは終わるんだろうって。
だから願ってる。
終わる時は嫌いになっていますようにって。

終わるまでは不安にさせないで。
嘘は上手について。
我慢している自分に気づかせないで。
そんな思いを
昔したな。

結局終わった。
復縁を繰り返しながら
最後は好きなまま終わった。
忘れるまで結構時間がかかったな。
あの人は今どうしているんだろう。
文字に起こすと
あの頃の感情がフラッシュバックしてくる。
でもきっと
終わるべくして終わっただけ。
これでよかったんだと
今は思う。

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