vol.13 天国にいる動物さんとの再会について・気持ちの整理の仕方について

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天国にいるペットさんとのアニマルコミュニケーションを依頼される時に、「また生まれ変わって私のところに来てくれますか?」という質問を時々承ることがありますが、ペットさんが、再び同じ家族の元に生まれ変わってくる可能性はあまり大きくないと私は感じています。

愛する動物さんが天国へ旅立った後、「また生まれ変わって絶対に再会したい!」と切望する気持ちは痛いほど分かります。私もそう願ったことがあるからです。ただ、自分がアニマルコミュニケーターになり、実際に色んな動物さんとお話したり、アニマルコミュニケーションに関する本を読んでいて、「生まれ変わり」についての考え方が変わりました。

私はアニマルコミュニケーションをする時に、そのやり取りに関わる全ての人に誠実なアニマルコミュニケーションをするよう心がけています。ですので、動物さんとお話したことは、そのまま依頼主さんにお伝えしております。
時には依頼主さんが想像していたお答えとは違うものが動物さんから返ってくることもあると思います。また、私自身が「これはご家族に伝えたら辛いかもしれない」と思うこともありますが、私は動物さん、ご家族、両者の間に立つ者として、常にニュートラルな考え方でいるようにしておりますし、依頼主さんも元々は真実が知りたくて聞いている質問だと思いますので、そのままお伝えします。

私の今までのアニマルコミュニケーション体験と、何人かのプロのアニマルコミュニケーターさんの著書を読んで私が感じたことも含めて、生まれ変わりへの今現在の私の認識を書きます。

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私たち人間も、動物も、生まれ変わりを繰り返すのは、魂を向上させるためだといいます。何度も生まれ変わり、色んな体験をして、色んなことを学び、自分の魂を育てています。それが生まれ変わりの目的ならば、天国のペットさんがまた同じ飼い主さんのもとに生まれる、というケースはなかなか少なくなると思います。再び同じ環境に生まれたら楽ですが、その分学びが少なくなってしまうからです。なので、次の生まれ変わりは別の時代で、別の国で、別の動物の可能性が大いにあると思います。

ただし、もし、そのペットさんが、その飼い主さんとの縁で何かやり残したことがあれば、また一緒に人生を過ごすことがあるようです。

再び一緒の人生を歩まなかったとしても、それはもう二度と会えない、ということではありません。私たちがいつか寿命を全うし、天国へ行ったときに再会することができます。
そしてなによりも、家族として一緒に育んだ絆は永遠です。魂に刻み込まれているからです。

多くの飼い主さんは、ペットさんを見送ったあとに色んなことを後悔します。こうしてあげれば良かった、あれをしなければ良かった、もっと一緒ににいたかった・・・もう相手と直接話せないと思い、後悔が余計に募るような、そんな気持ちになります。私も経験があります。後悔が罪悪感になり、現実を受け入れがたく感じたこともあります。
でも、天国のペットさんは全部わかっています。なぜ飼い主さんがそんな行動を取ったのか、天国で全てを知り、受け入れています。
ただ、こちら側の世界にいる私たちはそれを理解するのが難しいことがあります。たとえ頭ではそれがわかっても、心に残った後悔をそう簡単に消せません。天国で再会できると言われても、今すぐに会いたいと思ってしまいます。

でも、そういった気持ちが強くなり、それが執着になってしまうと、天国のペットさんを心配させ、ペットさんの魂の成長を邪魔してしまうことになりかねません。

では、この悲しみや後悔の気持ちをどうしたらよいのか・・・

それにはアニマルコミュニケーションがとても有効だと思います。実際に天国のペットさんとやりとりをすると、過去に納得ができたり、気持ちが整理できたり、癒されたりします。その時に悲しみを全て無くすことは難しくても、気持ちを回復させるための大きな一歩になると思います。

アニマルコミュニケーション以外でも、気持ちを落ち着かせる方法があります。一番効果的なのは、時間薬なのかなと私は思っています。日々の生活をこなしていくうちに、少しずつ、自分でも気づかないうちに、気持ちが落ち着いていくと思います。
もう一つは気持ちを誰かと共有したり、誰かに話したり、紙に書いてみたりして、アウトプットするのがおススメです。天国へ向けてお手紙を書いてみるのも良いと思います。その想いはちゃんと本人に届きます。

それでもどうしても後悔が消えない、という方は、その分 近くにいる別の動物さんに優しくしてあげるのはいかがでしょうか。その想いはめぐりめぐって天国の愛するペットさんに届くと思います。これは私のお友達が教えてくれた考え方なのですが、私は時々これを実践しています。これは20年前に私が祖父を失って悲しんでいる時に、その友達が教えてくれました。

時々、天国のペットさんから「また動物を飼って。その動物をかわいがってあげて」と提案してくることがあります。「そんなにすぐ気持ちの切り替えはできない」という飼い主さんもいらっしゃいますが、ずっと悲しんでいる飼い主さんを天国から見て心配するよりも、新しい幸せにフォーカスして楽しそうにしている飼い主さんを見る方が、ペットさんにとっては嬉しいのだと思います。

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・・・このように理路整然と書きましたが、私もまだ愛犬たちの旅立ちから完全には立ち直っていません。。携帯の待ち受け写真も犬たちのまま・・・時々じーっと眺めていると、涙が出てくることもあります。でも、天国から私を見守っている彼女たちを心配させないように、いつか彼女たちと天国で再会した時に、「お母さんは頑張って乗り越えて、人生をしっかりと生きたよ!」と言えるように、前向きにいなければと思っています。

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