コミュニケーション障害 医学的 OR 俗称?

記事
コラム

1)医学的なコミュニケーション障害


「コミュ障」?コミュニケーション障害

を略した言葉で、SNS発信の俗語です。

「自分はコミュ障だ」「彼はコミュ障だ」

日常会話でも広く使われるようになりました。

しかし

精神医学的「コミュニケーション障害」も

存在します。



①医学的コミュニケーション障害

『DSM-5 マニュアル』

コミュニケーション障害

言葉を使うことに対して障害

が発生する疾患の総称

「コミュニケーション障害群」

のことを指します。

②医学的なコミュニケーション障害の特徴

『DSM-5』の診断基準

●状況でコミュニケーションを
 変えることが苦手
●アイコンタクトや表情を読んだりなど
 非言語的な合図を理解することが苦手
●ユーモアや比喩表現などあいまいな言葉を
 理解することが苦手
●会話のルールに従うことや
 推測することが苦手

それらの影響で社会的関係・学業

仕事などに支障がある。

社会的にしんどいのは

大変ですよ!本人・家族も!

子どもの頃から以上の症状がある
(就職などのタイミングで分かる人もいる)

「病気としてのコミュニケーション障害は
個人の努力で解消できる程度の
苦手な感覚ではなく、社会的な活動に支障を
きたすほどの困難さがあります。」



俗称の「コミュ障(コミュ症)」
とは大きく異なるPOINTです。

「自分はコミュニケーション障害かも…」
と思い悩まれている方は
専門のカウンセリング・医療機関の
受診をおすすめします。

是非、ご相談をしてくださいね。





2)俗語としての「コミュ障(コミュ症)」

①コミュ障の特徴

SNSスラングに由来する言葉のため

明確に定められた定義や特徴はありませんが

◇コミュニケーションが苦手

と言う点では、共通していますが

◆「日常的・継続的ではない」
◆「社会的生活に致命的支障はない」
◆「病院にかからなくても改善できる」

変に人見知りや緊張をしなくなったり

コミュニケーションの練習をして

改善していく特徴があります。



3)コミュニケーション能力を高める


①コミュニケーション能力を高める

「自分はコミュ障かも…」と思った方は

下記のことを念頭に。


a)コミュニケーションがうまい人を
 真似する。

□「こういう場面でこんなふうに」
□「声掛けはこうしている」


b)相手を尊重し
  自分の意見を言う練習をする

自分に意見がなかったり

あっても遠慮してしまったり

悩んでいる方もいます。

意見がない方は

□「自分ならどうするか」?
□「どうしてそう考えるのか」?

□「自分はこういう考えの傾向がある」

と深く掘り下げ

自己の思考を知ることができます。

意見を伝えるときには

□「自分の意見を述べる前に
 相手の意見をきくとこ」


c)信頼できる人にフィードバック

友人・家族・恋人などから

普段のコミュニケーション

上記方法を実践してみての

フィードバックをもらってください。

フィードバックには、よい意見もあれば

改善的な意見もあります。

これは

コミュニケーション能力をあげ

フィードバック者との関係も

よりよいものにしてくれます。


以上

コミュニケーション能力を高める方法

はたくさんあります。

まずは、自分の特性を知り

それを生かし・修正することが

近道なのです。

4)まとめ〜


コミュニケーション障害は

社会生活を営む上で支障が

あるが、改善可能であり

適切に医療・専門機関を頼ること

が大切です。

コミュ障は、状況や環境によって

ソーシャルスキルトレーニング

を利用し

周囲の人にも頼ったりすることで

コミュニケーション能力は向上します。

コミュニケーションの問題は
一人だけで悩む必要はありません。

一人だけで悩まず気軽にカウンセリング
医療機関の受診をしてください。

色々な方法を試して
楽しくコミュニケーションできるように
なりましょう。

不登校、引きこもり、コミュ障など

お悩みを抱える方々が存在します。

苦しむことから一日も早く

みなさまが解放されるように!

勇気ある第一歩を、踏み出してください!

あなたの未来に幸あるように!

by amemiya 心理師 心の相談所

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