何歳まで働けば、私たちを許してくれるのでしょうか

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老後のために2000万円は貯金が必要。少し前に、そんなことが話題になりましたよね。
そもそも、そういう考え方になるなら、年金とは、老後の生活を貯金で賄えない分の補填制度ということなのでしょうか。
私たち国民に対し、貯金をすることは国民の義務であり、その義務を果たしていない国民には人並みの老後の暮らしは約束できません。国は、そういうことを言っているのですか。日本って、そんな国なのですか。私は、どうしても納得できません。
高級品を購入する、海外旅行へ行くなど、贅沢をしたいと言っているのではありません。最低限の生活を送るために必要な分だけは、年金が負担すべきものだと考えます。
私の場合、住宅の家賃、電気・ガスなど住宅の維持費、飲食費のほか、公共交通機関が不便な地域に住んでいるため車両費が必要になります。今使っている車が今後一切壊れないとしても車検や自動車重量税などの車両の維持費は必要になります。また、これからは、きっと医療費も必要になるでしょう。現在の年金制度で支給される金額では、そうした支出を賄えない。これは明白です。
仕方ないですから貯金を取り崩すか、働かなければなりません。しかし、年金を受給しているのに働かなければならないという世の中は、いかがなものでしょう。定年年齢が定められていることにも疑問を感じます。定年年齢というのは、どういう基準で定められているのでしょうか。
定年後も時間に余裕があり、体力もあり、家族の理解もあり、生きがいにもなるので働きたい。そういう考え方は理解できます。しかし、誰しも体力には限界があると思います。それぞれの家庭に事情があると思います。働くことにより、寿命を縮めてしまう人もいると思います。老後の生活を子どもたちに頼るのでは、子どもたちの生活を脅かしかねません。昔話に出てくるように、老後は、山奥に閉じ込めてもらいましょうか。
国の職員は、私たちが安心して暮らせるよう知恵を絞っていることと思います。老後に必要な生活費と、年金の受給額。これを同額程度で制度設計する必要があると思います。今のままでは、国民をイジメている年金制度のように感じます。
私は、僅かですが蓄えもありますので何とかなるとは思いますが、これからも安心して生活できるよう、やっぱり働かなければならないのでしょうね。

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