好きな人の話。

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コラム
私の話を聞いてくれる人が好き。

私の退屈な話が終わるのををただ、待っていてくれる人が好き。

聞いてるか聞いてないか分からないくらいのテンションで、
こっちがそろそろ不安になってきた頃に
伏線回収みたいにちゃんと聞いてたよ。って分かる反応をしてくれる人が好き。
そのままでいいんじゃん?
そんな考えすぎなくてもいいんじゃん?
その言葉がまるで女神さまみたい。

そろそろそれだけじゃ物足りない!と思ってきた頃に
こうやって捉えてみる、って話もあるよ?ってサラッとアドバイスしてくれる気遣いとかも好き。
寒い日の居酒屋で飲むホットウーロン茶くらい沁みる。
忘れてた、気付きもしなかったくらいの、
欲しかった”優しい”が届いてすごくあったかい。


自分の気持ちを自分の言葉を使って話すことが昔から苦手で、
それなのに人と会話することが大好き。
私にとって、最後まで聞いてもらえることが、待っててもらえることが、
なんでそんなに特別に思えるのか?

それは、母と夫の言葉を思い出すから。
話している最中から、その声が大きくなって迫ってくるから。
オチがない、つまんないのに長い、回りくどい、
「で、何が言いたいの?」

そんな二人が嫌いだった。
なんで最後まで聞いてくれないの、馬鹿にするのって。
でも、今でも、一番話を聞いてほしい相手のままなんだ。

人は変えられない。
勝手に気が付いて変わってくれることもない。
だからって私ばかり、自分らしさを消して努力するのももう疲れた。
自分を曲げずに、苦しさから抜け出すには。

〈二人は私の話をつまらないと言う。
優しい人たちは私の話を聞いてくれる。〉のではなく

〈二人は私に話し方を工夫すればと素直に言える距離にいる。
私の話を聞いてくれる人たちは、ある程度距離感があるから優しい。
(優しくすることで距離を保っている)〉

私自身がこの事実を認識した上で話し始めれば、どちらに対してももっと配慮した”会話”になるんじゃないか。



こうやって捉えてみる、って話もあるよ?
やっぱり私は、あなたがくれるアドバイスがこんなにも好き。



みつは





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