Aさん:「煙草を止めたのですよね」
Bさん:「僕も止めてもう20年になります」
Cさん:「私の父はまた止めれないのですよね」
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上記はAさんBさんCさん三人の会話です。
この他愛のない会話で、私は何が言いたいのか?
それはご覧いただいた通りですが、
BさんもCさんもAさんの話(Aさんの言いたい事)には
何の興味もないところなのですね。
Aさんの話はただ自分達の話したい事柄のきっかけでしかないのですね。
・なぜタバコを止めたのか?
・きっかけは?
・いつからそう思ったの
・今日で禁煙何日目なの?
・その継続している源泉は何?
本来Aさんは上記を聞いて欲しいのでしょうね。
しかしBさんもCさんもAさんの話にはまったく興味がありません。
誰でもそうですが、他人の事にはなんの興味も湧かないものなのです。
自分の事にしか興味がありません。
自分と関わらない他人の話を聞く事なんて、先ずはないのです。
それも他人の話は自分の話をするためのタダのきっかけ。
常に自分の話が出来るきっかけを探しているだけなのですね。
ここが面白いと思いませんか?
弊社の優秀なキャリアアドバイザーである・・・
Bさん、Cさんでも気を抜けばこんなもんです。
全く「深堀り」も出来ないようです笑。
普段からよく相手の様子を見ておいてください。
家族でさえもこんなもんですからね。
自分の話をしたいだけ。
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ただし、面接では違います。
掘ってきます。深掘りされます。
正に文中の通り。
A:「煙草を止めたのですよね」と話したら
・なぜタバコを止めたのか?
・きっかけは?
・いつからそう思ったの?
・今日で禁煙何日目なの?
・その継続している源泉は何?
という風にガシガシと聞かれる訳です。
普段とは違う自分の話への興味の持たれ方。
軽い掘られ方に逆に「うっ!」となって緊張し上手く話せない訳なのですよ。
面白いですよね。
他人に興味を持たれると、逆に上手く話せなくなるって。
もっとも、面接でなくても普段の会話でも
・なぜタバコを止めたの?
・きっかけは?
・いつからそう思ったの?
・今日で禁煙何日目なの?
・その継続している源泉は何?
こういう風に問いかければ、誰でも「うっ!」となりますけどね。
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あまり相手に興味を持たれ過ぎると、
ツメられているように感じるというのも面白いですね。
人間関係というのは
互いにあまり興味を持ちすぎない方が上手く行くのでしょうね。
知らんけど。