文句を言う人、黙ってやる人

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Q:勉強は誰の為にやってるの?

A:自分の為にやっている

世界共通の答えです。普遍の事実ともいいましょうか。これだけ明確な答えがあるのにもかかわらず、

「なんで勉強しなあかんの?」
「お母さんのために勉強してるんちゃうわい!」
「こんな勉強しても、大人になっても何の役にもたたんよ」

みたいな、くだらない言葉を言い放たれることがあるでしょう。

勉強なんて、自分を鍛えるためのものなのだから、やめたら身体と同じようにたるんできて、締まりのない状態になって、機敏な動きができなくなるものです。勉強していると、常に頭がスッキリしていてかつ、動きが止まらないイメージです。頭の中の機械がバックグラウンドで処理してくれてる感じ。

夏休み明けの絶望感とは

夏休みが明けたら、模試でも小テストでもなんでも爆伸びしたでしょうか?その結果は「自分の為に勉強をしている」という意識に変わっているかどうかがポイントです。

自分で課題を見つけて、間違った問題をノートに書き写して解けるまで特訓するぐらいの気持ちになっていないとなかなか結果がついてきません。ただ夏休みに勉強しただけ、毎日勉強しているだけ、塾に行っているだけ、親にいわれているから勉強してるだけ。

そんな、他人事のような自分の問題として、勉強に向き合えていない状態です。この延長線上にあるのが「誰かのせいにする」と言う問題です。

誰かのせいにする=塾のせいにする

「塾の先生の教え方が悪い、わかりにくい、教材が不親切、課題が多すぎる」などなど勉強していると、塾への不満が多い方もいるようです。ウチは高校生になってようやくまともに塾通いしていますが、楽しそうに予習復習しています。

塾に不満があるならば、サッサと転塾するなり退塾するなりして、別の勉強環境を作るべきです。文句を言っているだけが一番よくありません。合う合わないの問題もありますので、その場所にこだわる必要はないと思います。ただし、それが「結果がでないから」という理由なら少し考えた方が良いと思います。

塾に行っても結果が出ない理由

・教わった勉強方法をその通りに実行していない
・復習をしていない
・復習しても、できるまで取り組んでいない
・テストの間違いをケアレスミスで片づけている
・絶対的な量(時間)が不足している

と言った感じです。塾講師時代によく実感していました。結果が出ている子は、黙々と勉強しています。文句を言う時間がもったいない、文句を言ってる時間などないからです。

さて、いまは11月16日。6年生は受験まで2~2.5ヵ月といったところでしょうか。5年生はそれに1年プラスするだけで、この時期に5年生としての成果はだしていきたいものです。

どうすれば勉強の結果がでるのか?

勉強は、できる問題を100回やっても、結果に影響しません。できない問題を解けるようになると、結果に影響=いい結果がでるようになります。わかっていても、取り組まない、これが伸びない理由です。

そのためにも、できない問題を整理して、解く時間をしっかり決めて実行することがポイントです。

・できない問題を見つけ出す(常勉強で、間違い問題をチェック)
・できない問題をまとめておく
・できない問題を解く
・解説を読む
・間違えたらできるまで再び解く

だいたいこのループです。ここなくして、伸びる方法が見当たりません。厳しい言い方のようですが、塾を変えても、問題集を買いなおしても、「黙々と勉強」しないと、絶対量自体不足します。さぁ、まだ時間はあります。体調面に気をつけながら、悔いのないように勉強しましょう。


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