塾なしから産まれた、コンプレックスとは?
『少しは勉強しすぎじゃないの?』そういってもなかなかやめないトンビの子。『どんどん先に先に問題集をやらないとあかんねん、僕は塾に行ってないんやし』
まぁ、それはね、行かないってみんなで決めたからね。塾通学の時間とお金が浮いた分、頑張らないといけないことは多いとは思う。僕も妻も息子もみんな、無謀な挑戦をしていると言いながらも、無駄な挑戦とは思ってなかった。
そう【受からなくてもいい。学んだことは無駄にはならないから】
なんてことは誰も言わなかった。
検査が終わるまではそういうことを言うのは、言い訳を用意しているようで、頑張れなくなりそうだったからだ。実際、受からなかったとしてもその勉強習慣や学んだことは無駄にならない。
だけど、それは、『受かった人も同じこと』だ。厳密に言うと、頑張った人は結果に関わらず、強くなっていると言うことだけだ。そして、その結果とは、通過点にしか過ぎないともいえる。
なぜなら、人生において、受検の合否は、なにひとつこれからの人生を確実に決定づけるものではないからだ。そういったことを妻とはよく話してきたし、今もよく話す。
塾なしと決めたことで、頑張る内容がとても高いレベルで求められるけれど、基本的にやろうと決めたことはひとつだけだ。
できるまで、くり返し解く
どんなことでも、克服する方法はこれしかないと思う。だから、先々に進みがちなトンビの子には、何度もくり返し解くことの大切さを言ってきた。それが伝わるのにはとても時間がかかったと思う。
●間違いを認める
●解説を読む
●間違った理由を理解する
●解きなおす
●できなかったらまた、解説を読むからやり直す
●できたら、2週間後には解き直す
この勉強法を『スーパーマリオ8ー4方式】と名付けたい。
正しいルートで進まないとクッパに会えない。まぁ、会えたとて、クッパに勝てるかどうかはわからないのだが。。。しかし、クッパには会わねばならん。できれば、『ファイヤーマリオ』で。
いまでも、解き直しは、腹が立つみたいだ。だけども、この3年近くで刷り込まれた勉強法は、彼の中で少しずつ進化している気がする。
トンビはコンビニへ、トンビの子の解き直しの問題をコピーしに。ついでにアイスも買っておこう。あと、ビールも。