おはようございます。
はるつぐ(はるコーチ)です♪^^
ここの所 “自立” をテーマに書くことが多いです。
自分にとっては、人の話を聴く上で大事な言葉です。
今日は、自分が “自立” が大事だと考え始めたキッカケについて、
綴りたいと思います。
コーチングスクールで学んでいる時の学びの一つに
“共感的理解”
というものがありました。
はて?
“共感”でなく “共感的理解”
「何じゃそりゃ?」
ってなもんだったのです。
“共感”は、分かりやすい。
「そうだよね!」
「悲しかったんですね。。。」
「それは楽しいよね♪」
うん。
そういう言葉を言ってもらうと、
嬉しくなって、話し手は、どんどん話してくれるようになる。
じゃあ、“共感的理解”は??
。。。しばらく分からなかったですね。
何がキッカケだったかなぁ。
相互セッション練習を重ねていくウチに、
「あれ?コーチの質問に、クライアントは、影響受けるよなぁ。。」
と気付き始めた頃ですかね。
クライアントはコーチの質問に答えようとしますからね。
何らかの“影響”を受けるのは、考えてみれば当然。
「昨日は、何を食べましたか?」の質問に
「明日は、仕事が忙しくてね」と答える人は、なかなか居ないと思います。
極々自然に、質問というのは、話すことの方向性を“限定”します。
クライアントが、コーチの質問に答えることに身を委ねて、
自分の発想を広げることが心地よいと感じるようであれば、
それでもいいけど、質問によって、
「あー、そっちいっちゃったか、、、
もっと今の話題、話したかったな。。。」
と、思うようではいけないなと、
相手に自由に話してもらうには、
『あなたの言っていることを聴いているよ』という想いを伝えつつ、
“沈黙”するのが一番いい、というように考えるようになって。。
そう。
クライアントは、
コーチの “共感” にも影響を受けると、気付いたんですね。
もう。
知らず知らずのウチに、
話し手は、聴き役の“承認”を得ようとする。
許可を取りに来る
喜んでもらおうとする
コーチの“共感”を得るために、自分を演じ始める。
分かりやすくいうと、
“ウケ”を取りに来るんですね。
人は、
「ウケる~」と言ってもらいたいんです。
「それはイイネ!」って肯定してもらいたいんです。
“♡”付けて欲しいんです。
承認欲求って、そのくらい強力で、、、
コーチに“認めてもらいたい”んです。
そうなってしまうと、
クライアントは、クライアント自身ではなくなってしまう。
“相手に合わせた自分を演じる”状態になってしまう。
というように考えました。
あなたが感じる、考えるそのままを“受け止める”
そういう態度が、“共感的理解”であると、
考えています。
“共感”は、
コーチ自身の“感じ方”が入ってしまっている。
「私もそう感じている」
そういうメッセージが籠もっている。
「私もそう感じる。だから、あなたの感じていることは正しい」
そういうメッセージになりかねない。
“共感的理解”の発するメッセージは、
「あなたがそう感じる(考える)ことを、私は認める」
だと思います。
このメッセージは、相手を“尊重”している。
相手を自分とは違う “個” として認めている。
相手が、自分の存在を認めるのに、
コーチの “共感” によっていてはいけない。
そう考えるようになりました。
クライアントが、自分でその存在、価値を認められるようになる。
つまり、
“自立”
これを尊重する態度が“共感的理解”ではあるまいか?
そんな風に考えたんですね。
だから、“自立”は大事。
クライアントさんに“自立”をしていただくことを心掛けるようにするのが、
私の目指すコーチングです。
今日も、耳を傾けて行きます♪^^