「問題」が起きたら、「課題」と「感情」に分けよう!

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僕は介護のケアマネジャーをしています。
毎日たくさんの問題が起こります。
その時にふと思いました。

その人の「課題」は確かにあるんだけど、
それよりも「感情」の方が厄介だなあ。


「問題」って何だろう?
「肺の病気で苦しいから動くことができません。」
このままだと心肺機能も低下して、歩くこともできなくなるかもしれない。
「肺の病気の悪化予防」と「心肺機能低下を予防」
この2つが「課題」として挙げられるとします。

通常であれば、この課題を解決していけば良いのですが、、
「私は何もしたくありません」「苦しさはあなたには分からないでしょ」

悪くなりたくはないけど、頑張って改善したくもない。
解決する方法はあってもそれは選ばない。
そんな時、「課題」だったものが「問題」として現れる。
「問題」になってしまうのは
なぜだろう??


「感情」が邪魔をしてたんです。


「自分に注目してほしい」
依存的な感情があることで「元気になることを無意識に拒否している」
そんな心理状態になっているんです。

そうなった時、
呼吸がもっと荒くなって症状が重くなる
動けなくなり寝たきり予備軍になる
家族の負担が大きくなりストレスも増大する
このような「問題」として現れてくる。

※こういうケースについての解決方法は「アドラー心理学に学ぶ 問題行動の5段階」でお話ししています。今回はテーマについてお話しします。



「課題」と「感情」を分けること

課題と問題がごっちゃになっていることがあります。
それは「課題」に「感情」がくっついているから。
「課題」と「感情」を分けると、
「こちらが対処できること」と「相手が対処すべきこと」が明確になります

支援者は「こちらが対処できること」に注力しましょう。
相手が対処すべきことは、敢えてこちらが介入しないことで依存を断ち切ります。

普段の生活の中でも、「問題」と思ったことは、
感情と課題に分けて、「誰が対処すべき部分か」をハッキリさせていきましょう。介護での経験を普段の生活でも活かしていけたらなと思います。

少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。


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