習慣化サポーターのこもりです。
お待たせしました。
「残業時間を月80時間→20時間まで減らした現役教師の仕事術」シリーズ
第2弾です。
前回のブログはこちら↓
今回は、私が仕事をする上で心掛けているキーワード
「フライングスタート」
についてお話します。
フライングスタートと聞いて、私が真っ先に思い浮かぶのは
2011年に行われた世界陸上です。
(もう10年以上も前なんですね。びっくりしました……。)
男子100m決勝で、世界新記録が期待されていたジャマイカのウサイン=ボルト選手が、まさかのフライングによる失格となってしまいました。
スポーツの世界で、絶対にしてはならないのがフライングスタート。
では、ビジネスの世界においてはどうでしょうか?
周りがまだ準備している段階で、自分一人だけスタートを切ってしまうと、
果たして失格になってしまうのでしょうか?
もちろん、そんなことはありませんね。
仕事においては、フライングスタートは罰せられません。
むしろ、大きなアドバンテージを得ることができます。
学校現場では、毎年決まった時期に行われる仕事や行事が多くあります。
その中でもフライングスタートを切りやすいのは、
「自分のペースで進めることができる仕事」です。
私の場合、それに当てはまるのが「定期試験」です。
1学期の中間・期末、2学期の中間・期末、3学期の学年末と年に5回行われます。
多くの教員は、試験が行われる1週間前、早い人でも2週間前から問題作成を始めます。
そのため、試験直前になってくると、夜遅くまで残業したり、休日出勤したり、仕事を家に持って帰ったりする同僚も多いです。
では、私はいつから問題作成を始めていると思いますか?
答えは「1つ前の定期試験が終わった次の日から」です。
つまり、1学期の中間試験が終わったら、その次の日からすぐ1学期の期末試験の問題を作り始めます。
期間でいうと、周りより1か月以上のフライングスタートを切っていることになりますね。
このように「圧倒的なフライングスタート」を切ることには、3つの大きなメリットがあります。
①トラブルが起こったときでも安心
私には3歳と1歳の子どもがいるのですが、朝起きたら発熱しており、仕事を急に休まないといけなくなることがよくあります。
また、学校で生徒同士のトラブルが発生し、その対応に時間を奪われることも珍しくありません。
そして、そのようなトラブルは、なぜか忙しいときに限って起こるのです!
しかし、早めに試験問題を作り終えていることで、そうしたトラブルが発生した場合でも、仕事への影響を最小限に抑えることができます。
心理的なストレスも大きく軽減され、子どもや生徒にも優しい気持ちで接することができますね。
②仕事の完成度を高めることができる
締め切りに追われながらの仕事は、どうしてもミスが多くなってしまいます。
特に、試験問題のミスは大きな問題です。
生徒の成績にも直接関わりますし、試験問題のミスの多さは教員としての信用を下げることにも繋がります。
その点、早めに試験問題を作成することで、時間を空けてチェックすることができるようになります。
「もうミスはない」と思ったものでも、しばらく時間を空けて再確認すると、案外ミスは見つかるものです。
私の試験問題は、他の教員と比べて圧倒的に誤字脱字などのミスが少ないと言われています。
その秘訣は、早めに完成させた後、時間を空けて2回チェックすることですね。
③周りから「仕事ができる人」認定される
いわゆる「仕事ができる人」とは、どのような人だと思いますか?
・仕事が早い人
・ミスが少ない人
・高い成果を上げる人
様々あると思いますが、これらはフライングスタートを切ることで意外と簡単に達成することができます。
・他の人より早く仕事を始めるから、早く仕事が終わります。
・時間を空けて再確認するから、ミスを減らすことができます。
・仕事とに追われることがないから、大切な作業に集中でき、成果を上げることができます。
すべてはフライングスタートから始まります。
いかがだったでしょうか?
残業時間を減らすためにも、成果を上げるためにも、
「仕事に追われる」という事態は避けなければなりません。
意識してほしいのは「周りより2,3日早く始める」のではなく、
「周りから異常だと思われるほどの圧倒的なフライングスタート」です!
あなたの仕事の質を大きく向上させることは間違いありません。
ぜひ、お試しください!
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今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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