現状把握はできているか

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ビジネス・マーケティング
何をするにおいても、現状把握ほど重要なことはない。自分が今どんな状況、能力であるかということを客観的に把握するということだ。能力の棚卸というだけではなく、自分が今働いている環境や培ってきた人脈といったことも含めて、これから目的に向かって進むための現在地の把握になる。

現状把握ができなければ、目的に向かうための道のりやギャップをどう埋めるかといったことが正確にはできなくなってしまう。だから、より正確に現状把握は行わらなければならない。

しかし、ほとんどの人は、自分のことを正しく認識することは難しい。自分を卑下したり、過信したり、どうしても客観的になることが難しい。自信を持つことは重要だが、それが過信となってしまうと、これは慢心につながって成長が止まってしまうし、卑下してしまうことで行動が制限されてしまうということもある。

自分を客観的に見ることが難しいという前提で現状把握しなければならない。
一番わかりやすいことは、定量的に測れる能力ではあるが、これは実際の現状把握においては、一握りの情報としかならない。ほかの情報は、定性的な内容となるので、それを客観的にとらえることが難しい。

自分の評価を一番わかりやすく知ろうとすれば、それは他人からの評価がどういったものであるかということになる。だが、他人から正確に評価を得ることもこれはこれで難しい。親しい間柄であっても忖度が働くし、人によって評価の仕方が違ってくるからだ。

結局客観的に完全に把握することは難しいということだから、自分なりに現在位置をつかむことが重要ということになる。計算問題ではないから、なるべく客観的に把握するということで問題はない。

基本的には現状把握は、目的に向かってどういう状態であるかをいつでも確認できるようにしておけばよい。自分の状態が目的に向かってぶれていないかどうか、ぶれているとすれば、どう修正すればよいかということが大事だ。

そのためにも、どこに向かうべきであるか、そのためのステップはどうあるべきかを常に考えるということが重要だ。

現状把握をするということは、目的に対してどうすべきかを考えるということでもある。単に今どういう状態だ、ということの確認だけしても意味はない。
なりたい状態、なりたい自分になるためのステップを描くための基準点の把握にすぎない。客観視が難しいといっても、繰り返し行っていくことで徐々に修正することができるようになるだろう。要は、そうなるように努力をすることだ。

現状把握というのは、あくまでも目的に向かっていくためのものであるから、そこに手間取って時間をかける必要はない。また、間違った把握の仕方をしたからといって、行動している中で修正することは十分可能だ。だから、まずは現状把握をするという意識を持っておくことが重要だ。

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