時間の使い方

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時間は貴重。当たり前のことだが、その当たり前を当たり前に無駄に過ごしてしまうのもまた人間の性だろう。当たり前というのは、その人の生きる基準、規律である。その基準規律をいかに高く設定するのか、というのが生きざまに通じてくる。

生きざまは言動に表れる。
いくら難しい言葉や表現を用いても、日ごろの言動が一致していなかったり、つじつまが結局合わないということがあれば、化けの皮がはがれてしまう。貴重な時間を無駄に過ごしてしまうのは、規律を作ったり、守ったりしないからだ。ほとんどの人は基準や規律が自分の中にあることする気づかず、無為に生きることになる。

基準、規律というのは、時間の使い方に限らず、いろいろなことに作用するが、最も影響を受けるのは時間の使い方になるだろう。

時間というのは有限であり、唯一誰にも平等に分け与えられてる資源であるともいえる。誰もが共通でもっている時間であるから、その使い方で人生の結果も変わってくる。お金持ちも貧乏人も、経営者も従業員もプロもアマチュアも、今の結果は、それぞれが過ごしてきた時間の使い方にある。

時間の使い方は、詰め込めということでも効率よく使うということでもなく、何を目的に過ごしているかという点にある。

人間の時間は平等であるが、同時に有限でもある。有限である以上は、やりたいことを絞って、それに対して時間をより多く使うことが重要であり、より充実した使い方をすることが重要となる。

著名なバイオリニストが、聴衆から「あなたは、特別な才能があるんでうらやましいわ」といったことを言われた際に、「いいえ、誰でも私のようになれますよ。毎日12時間バイオリンの練習をしさえすれば」といったという逸話を聞いたことがありますが、まさにここに時間の使い方の差が表れている。

貴重な時間だからこそ、いろいろなことをしたくなるのも人間。それを我慢して、一つのことに集中して時間を使うのも人間。同じ人間でも、その時間の使い方が異なるからこそ能力の差がある。

何かを達成したかったら、そのために時間をより多く使えばよい。英語をしゃべりたかったりそのために時間を使えばよい。ピアノを弾けるようになりたかったらそのために時間を使えばよい。

いたってシンプルな話だが、それができない人が多い。
特に現代は情報にあふれている。そこかしこに魅力的な話が散らばっていて、誰でも目移りしてしまう。でも、それではもちろんいろいろなことに時間を分散するしかない。分散した結果は、分散された結果しか残らない。

一つのことを集中し行うことは、時につまらないことに感じす。しかし、つまらないことをやり続けることで、楽しい結果が待っている。誰でも結果を出すことはできる。まずは時間をより多く目的のためだけに使えるようにすることだ。

それができたら、次に成功するための方法論を考えればよい。最初から効率よくやろうとする人は、結果が出ないとすぐにあきらめてしまう。それは最初から早くに結果が出ると思って、期待しているから。期待があれば、結果が出ないことにがっかりしてしまうから、メンタル的にやられてしまう。だからまずは時間をしっかり使うことに集中したほうが良い。

それができて初めて次のステップとして効率を考える。成功するかどうかの方法論は、自分で見つけるしかない。人まねだけしてもうまくいかない。それは能力も環境も違うから。だから東大生の勉強法もあれだけいろいろ書籍化されてしまう。結局自分だけの方法を見つけるしかない。しかも状況によってそれも日々変わっていくのが当たり前。

それがわかれば、やることは一つしかない。トライ&エラーを繰り返すこと。正解は常に変わっていく。その変わっていく正解を見つけるため繰り返しトライしなければならない。何が良い方法かを飽きずに探す旅をし続けることが何よりも重要。

正解が正解であり続ける時間が長ければ、それに越したことがない。それを継続すればよい。しかし、ずーっとそれが正解であり続けるということはない。自分自身も状態が変わるし環境が変わる。競合や競争相手がいれば、相手が今の正解を超えた正解を見つけてくるし、クライアントがいれば彼らも状況が変わってくるからそれに対応しなければならない。

対応する方法は自分や相手を観察することで早めに見つけることはできるだろう。だから常に正解を探すということは、客観的に自分や周りをちゃんと視野に入れておくことが重要になる。

時間を使うというのは、かくもいろいろなことを考えて行うものだが、それはどんな目的をもって人生を生きるかということによっても大きく変わってくる。

時間の使い方は、手段である
目的がしっかりしていれば、より手段も明確になる。
人生の目的が何か定まっていないうちに時間の使い方を考えても意味はない。

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