退院ラッシュ!

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いよいよ今年もあと10日あまり。


訪問看護ステーションは1年で一番忙しいのではないかと思います。

地味に夏とかは、お風呂の介助が増えるので、訪問回数が増えるし、体力的にきつくなるので、
大変といえば大変ですが、
業務の煩雑さから言えば、退院が増えるこの、正月前が一番忙しいと思います。


退院される患者さんは、病院によってはきちんと『退院前カンファレンス』なるものを開いてくれて、

病院からご自宅への橋渡しがうまくできるようにしてくれるところもありますが、

コロナ禍なのをいいことに、いきなり消してくる病院もあり・・・で、

引き受ける在宅側は、「いきなりかい!!」とちょっと戸惑うことも多いです。




日本は特に盆、正月などの行事を重んじる、文化を重んじる人種です。


なので、「お正月なのに入院させておくなんて・・・」

「お正月くらい帰りたい」


と思うことは常です。



が、




盆も、正月も毎年、絶対同じ日が盆、同じ日が正月です。




何が言いたいのかというと、



もっと早く退院調整ができるんじゃないか


ということです。



正月に帰りたい、返したいなら、そこをゴールにして、

そこからさかのぼって、退院の準備をすればいいんじゃないですか?



といいたいのです。



もちろん、病状の不安定な方もおられますが、それならなおさら早く、



おうちに帰すことを視野に入れた、ケアをすべきなんじゃないかと思うのです。




入院時、これから先どうしますか?


病気が治ったら家に帰りますか?


施設に行く予定ですか?


最期はどこで過ごしたいですか?




など情報収取をしますし、医師は「治療計画書」なるものを作成し、


その計画通りに進めば、


そこに記載してある治療機関で、治療は終了するのです。


そしたらそのあとは退院してもいのではないですか?




リハビリが必要なら、そこまでも見越した治療計画を立てるべきなのではと思うわけです。




治療期間内に治療が終わって退院されているのかなと、


時々不思議に思います。




「今しか帰れる時はないです」って、



今日そんな状態になったのですか?





少なくとも昨日も、今日と同じ状態じゃなかった?



先週はどうだった?




こんなぎりぎりに「今しか帰れない状況」に陥ったの?





病院にはたくさんの患者さんが入院しているので、


細かくチェックできないところもあると思います。



退院支援ナースも、一日中、パソコンの前に張り付いて


「この人は退院できる状態になったか?」なんて見ていないでしょう。




でも、病院より、訪問看護ステーションは看護師も少ないのです。


いつも人手不足です。



そんなステーションに、いきなり「今日帰ります」とか、


「あしたカンファに来てください」とか言われると、



ほんと、ちゃんと患者さん診てるのかなと、疑問に思うときがあります。



患者さん家族も、「急にもう帰っていいって言われて・・・」とおっしゃることもあります。



コロナで面会ができない間の状態が、家族にはわからず、そこをすっ飛ばしてもう退院って・・・


退院時カンファレンスのところにも書きましたが、



家に帰ってから患者さんをお世話するのは、メインは家族です。

その家族に、十分な指導もできないまま返すって病院看護師さんも


忍びないのではないでしょうか?



もう少し、余裕を持って退院支援、退院調整、退院指導をしてほしい


切に思います。



もちろん、きっと、病院も諸事情あると思います。


でも、12月に入ると途端に退院される患者さんが増えるのは


どうしてなんだろう?


と思います。退院時サマリーを見ると、


もう少し早く帰れたんちゃうん


と思うような空白の期間もあったりします。



この間何しててんやろう・・・・って。




年末はどこも忙しい。



お互いさんの精神で、ちょっと相手のことを気遣って連携できればと思います。


そんなバタバタした退院劇のまま、帰ってこられて、

にっちもさっちも、右も左もわからない。


これからどうやってお世話してしてけばいいのかわからない。



そんなお悩みがある方はぜひ相談してみてください。









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