在宅には在宅のやり方がある

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病院から在宅に帰る前に、「退院前カンファレンス」
というものが開かれる場合がある

ということは以前ブログでお伝えしました。


病院、在宅双方が、治療やケアの内容を引き継いで、継続しないといけないものなどを確認しあいます。


病院ではこうしていたので、ここはこうしてください


とか、


このやり方で家族に指導しています


とか、結構細かい内容まで、引き継いでもらいたいといわれます。



ですが、


在宅で全く病院と同じことをするには限界があります。

なぜなら、使える物品や、ケアする人が限られているからです。




滅菌消毒したガーゼが、山のようにある病院とは違います。

セッシ(ピンセット)や消毒液が毎日準備されているわけではありません。


在宅で準備できるものは必要最小限です。


でも、それでも全然いいんです。問題ないんです。



おしりや陰部を洗い流すために必要な「陰洗ボトル」は、

ペットボトルのふたに穴をあけた代用品で全然OKです。

むしろそっちのほうが、汚れたり、つぶれたりしたら気軽に交換でき衛生的。



セッシ(ピンセット)を使って消毒しないといけないような傷があるなら、

使い捨ての、消毒液とセットになった綿棒のほうが手軽です。


また、


吸引を3時間おきにしないといけないです。

床ずれの処置は1日2回しないとダメです。

点滴は1日3回交換しないとダメです。24時間点滴しています。

って言うけどね。




家に帰るんです。病院じゃないんです。

もっとシンプルなケアや処置にできませんか?



その吸引、必要ですか?

処置版に3時間おきに吸引って書いてあるからするんですか?

褥瘡処置、浸出液の量が多いのには何か原因があるからでは?

家族ができるケアに、変換して、在宅仕様にできませんか?

点滴、24時間8時間おきに更新するほどのものですか?必要ですか?



ってすごく思います。病院だからできることです。




退院が決まった時点で、在宅生活をイメージしてほしいと思います。

そして、在宅でできる範囲の治療やケアにしてほしいです。





在宅でできないことはすごく少なくはなりました。

でも、病院と違って24時間ケアしているのは家族です。

もちろん毎日看護師が訪問してケアすることは可能です。



ですが、大半を家族のケアが閉める以上、家族が対応できるケアの方法でないと、できません。


病院のやり方をそのまま在宅でやるには、物品の違いも大きくて難しい。

だから病院でやってる方法をそのままやってくださいは無理です。


在宅には在宅のやり方があります。


病院と同じようにしなくても、全然大丈夫な方法を、
訪問看護師は知っています。


病院でのやり方を押し付けず、


そのように申し送ってくれたら、

在宅仕様のやり方を、家族に覚えてもらうことが可能です。






退院してどっさり荷物を持って帰ってきた中身を見ると、


滅菌ガーゼやら、吸引チューブやら、何年分あるねん!というくらい、

購入させたれていた家族がいました。




こんなん、在宅では使わんのに・・・


と思う様なものばかり。




在宅には在宅のやり方がある




必要ことを最小限に、シンプルに、家族仕様でやれるようにしています。


それで十分だからです。

決して治療をしない、ケアをしないのが在宅ではありません。


生活を中心とした治療やケアに変換しているのです。



病院と在宅の役割は違うので、ほんとにそれでいいんだと思います。


役割分担です。




退院を言われたけど、床ずれがあるみたい。
家でどうやってやればいいんだろう・・・



点滴をしないといけないみたい。こんなので家に帰れるの?



痰の吸引が必要・・・って家でどうしたらいいんだろう・・・




とお悩みの方はぜひご相談ください。














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