仕事じゃないんだから・・・

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「介護は女性がするもの」



ではありません。女性が介護され、男性が介護することだって十分あります。



男性が介護をする場合にあるあるなのが、




『介護を仕事にしてしまう』



ということ。

これ本当にあるあるなのです。




男性は夫として家族を養うために、通常、会社に行って仕事をしていることが多いです。


どのような仕事であれ、1日の仕事がスケジューリングされ、

何をどうやっていくのかの流れが細かくできています。



役職がついていたりする方だと秘書がいて、1日のタイムスケジュールを
管理されていたかもしれません。


「何時からこれこれがあって、何時からだれだれさんとのアポがあって・・・」

と分刻みで動かれていたかもしれません。




また女性は人のお世話をすることに、
ある程度なれています。



子供の世話、孫の世話、または、義両親の世話も行っておられることも
男性よりはあるでしょう。


なので、

どこで息抜きをすればいいのか、

どんなふうに手を抜けばいいのか(いい意味で)

など


ある程度の「人のお世話」に関する情報や知識も持ち合わせています。


ですが



仕事しかしてこなかった(失礼)

そんな男性が、退職して、自分の妻の介護をすることになった。


そうすると


介護を仕事のようにしてしまうんです。



どういうことかというと、



「○時に起きて、〇時に朝食。△△デイサービスのお迎えが〇時にあるから
それまでにこれをやって・・・。」


「この時間になったら、これをしなくちゃ。」

「こんな風にしてくれないと次のことができない」

「時間変更?ダメダメ。これができなくなっちゃうから」



こんな風にすべてスケジュールを決めて動いてしまうんです。

そしてそのスケジュールが少しでもうまくいかないと、

妻を叱ったり、サービス提供者に文句を言ったり・・・。



妻も夫の介護を受けてお世話になっているという後ろめたさもあり、
何も言えない。


サービス提供者も、サービスを使ってくださっている以上、従うしかない。



そんな状況になってしまうことが多々あります。




介護は、スケジュール通りにできるほど簡単なものではありません。


サプライズなんて日常茶飯事です。



朝起きたらおむつから尿が漏れていて、大着替えをしなくちゃいけなくなって、朝食を食べる時間に間に合わなかった。


だからデイサービスに行く用意がなかなかできずにイライラ・・・


妻に「なんでもっと早く言わなかったんだ!!」と怒鳴ってしまう。


妻は、おしっこを漏らしてしまったことだけでも恥ずかしくて、情けなくて
つらいのに、


夫を怒らせてしまった、手を煩わせてしまった・・・とさらに落ち込んでしまう。



夫のほうもわかってはいるのです。


「ついきつくいってしまった・・・。そんなこというつもりじゃなかったのに・・。」


と落ち込んでしまうこともあります。





介護は一筋縄ではいきません。


認知症があったりするとさらに状況は複雑になってきます。



何度同じことを言っても忘れてしまう。

だから何度も同じ失敗をする。

そのうちどんどん状況はひどくなる・・・・


誰かに助けを求めるなんて、そんなカッコ悪いことできない

手を抜くなんてそんな不真面目なことできるはずもない。


男性はある意味介護に関して女性よりもまじめで、きっちりしている人が多いのは、


こんな風に介護を今まで自分がしていた

「仕事」

のようにしてしまうからなのでしょう。



【介護日誌】


のようなものをつけておられるのも、男性介護者のほうが多い気がします。


尿の回数が昨日は〇回だったから、ちょっと少ない気がするが大丈夫か?


食事の量が昨日はいつもより少なかったが、どこか悪いのかもしれない・・・




あなたは尿の回数は毎日同じですか?


食事は毎日同じものを同じだけ食べてますか?
食欲がない日はないのですか?


そんなことを事細かく介護ノートに記載して、

昨日と違うことに固執してしまう。


ノートを書くことに満足し、妻の笑顔や、言葉が気にならない。


自分が気になることだけしか見つけられない。



そんな風になってしまう人が多い気がします。





介護や人のお世話は、自分の思うように進めていける・・ことはまずありません。


その人主体でお世話をしないといけないからです。


自分の都合のいいようにお世話しようとするから、
そうできないことにイライラしたり、

落ち込んだりしてしまうのです。



誰かの手助けを受け、アドバイスを聞き、肩の力を抜いて

お世話することができたら


お世話されるほうも同じように、


気が楽になるかもしれませんね。







昨日、夫が妻を車いすのまま海に突き落として殺害した・・・


というニュースを見て衝撃を受けました。


夫が妻を介護していたパターンで


「介護につかれた・・・」っと夫はおっしゃっているようです。



何とも切ない・・。



どちらもつらかったでしょう・・。




家族の介護は仕事ではありません。



もし疲れたなら


介護を仕事にしている「サービス」を使いましょう。



どんなサービスがあって、どんなことをしてくれるのか。


在宅介護ってどうしたらいいんだろう?




とお悩みの方はぜひ、こちらのサービスを見てみてください。



在宅での介護・医療の専門家が、親身になってお話を聞きます。
















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