出願数

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法律・税務・士業全般
特許の出願数は近年は横ばいです。

 2018年   313,567件
 2019年 307,969件
 2020年 288,472件
 2021年 289,200件

コロナ禍で2万件近く減りましたが、昨年は微増傾向になっております。
今年もその傾向で続いているのではないかと思われます。

特許権などの知的財産権は、ビジネスに深く関わってますので、
取引される物品、サービスに合わせて出願され、登録されると思います。

2020年に大きく減ったものの、また盛り返しているところを見ると、
コロナによって、出願数は低調に抑えられてしまったものの、
特許のような高度な創作活動まで低調になったのではない、
というふうに見受けられます。

一方、下記は意匠登録出願の推移です。

 2018年 31,406件
 2019年 31,489件
 2020年 31,798件
 2021年 32,525件

こちらはコロナ禍においても微増方向です。
2020年に意匠法が改正され、
自己がデザインする類似の意匠についての権利の確保がしやすくなった(関連意匠制度)
それと共に、
保護対象も拡充されたため(画像の意匠、建築物なども対象に)
増加傾向にあると思われます。

自社製品に何らか独占排他権を付けたい、という場合、
意匠登録出願は、非常に有効な手段であります。

出願準備に時間をかけず、(基本的に図面があればすぐ対応可)
権利化までの時間も比較的短く済みます。(出願から9ヶ月程度)

権利範囲(類似かどうか)の判断は難しいところがありますが、
見た目(形状、模様、色彩)を基準として判断されますので、
JーPLATPATなどのサイトで、意匠を検索して類似のものがあるかどうか、
まずは確認してみることをおすすめ致します。

類似なものが無いとおもわれるようであれば、出願を検討してみてください。
ただし、登録されている意匠だけが審査で引用されるわけではないので、
現在世間で見られるデザインを模倣したようなものは、当然登録されませんのでご留意を。









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