愛のぼったくり弁当

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みなさん、こんにちは。
あなたのこころの秘密基地、Shuureiです。

最近、1升炊きの炊飯器が壊れてしまって、お鍋と昔の5合炊き炊飯器でなんとか急場をしのいでいます。
お鍋で炊いたご飯っておいしいですよね♪
ガスコンロについている自動タイマーをセットして炊いているのですが、それがちょっと壊れてきてしまっている模様。
たまに芯が残っております。
家電って一気に壊れていくのを避けられないのが悲しいところです。
そして、毎回家電貯金をしておかないとと思うものの、いつも忘れてしまっているところも悲しい(笑)


さて、今回はそんな中、ふと思い出したお弁当のこと。
私はとってもコスパの悪い体で、栄養を効率よく摂取できていないようなんです。
食品の「赤・黄・緑」をしっかり毎食頂いていれば問題ないのですが、これを怠るといつも爪が縦に割れてきたり、めまいを起こしやすくなったり、いろいろと体の不具合が出てきます。
若い頃から変わらない体質です。

20代の頃、新卒で働きだした職場の休憩時間が昼の混雑時と重なっていたこともあって、食べるのが遅かった私は、お店に入ることができず、朝にコンビニで買ったお弁当をずっと食べていました。
もちろん、みるみる体調が崩れていきます。
まずいなぁと思いつつ、朝が早かったのもあって自分でお弁当を作っていくという選択肢を放棄していました。
見かねた父が、ある日いいました。
「母さんに弁当作ってもらえ」
一瞬、名案と思わなくもありませんでしたが、いい年した大人が親にお弁当作ってもらって仕事行くのはどうなのかと思ったところ、

「1日2千円だ」

と付け加えられたので、それならいいかとお願いしたんです(笑)
こうして、後に職場で話題になる「ぼったくり弁当」が誕生しました。

でも、実は私の母のお弁当は、よく見ると2000円ならぼったくりではありませんでした。

お肉にお魚、揚げ物煮物、和え物、玉子焼き、香の物。
色とりどりの多様なお料理がならび、冷凍食品は一切ありません。
そして、1週間を通して、玉子焼き以外の同じお料理が入っていることもありませんでした。
1か月でも、同じ食材は使われますが、同じ味付けはほぼありません。
油も水分も丁寧に切られ、年齢に合わせたかわいい仕切りを使い、いつもきれいにお弁当箱におさめられていました。
母は、調理師でも栄養士でもお弁当屋さんでもなんでもありませんが、子供のころから記憶にある限りでは、母のお弁当はぴか一だったと思います。

そんなぴか一のお弁当を食べて育った私ですが、実は高校生のとき2年間だけ、諸事情あって祖母がお弁当を作ってくれていました。
祖母のお弁当は、申し訳ないけれど本当につまらなかった。
毎日毎日ほぼ同じメニューで、配置も同じ。
冷凍食品も入っていて、おかずの種類も少ない。
当時はとても残念に感じていたのは事実です。

祖母はお弁当を作るのが苦手だったんだと思います。
私によく聞いていました。

「おかずはあれでいいか?なにか不満はないか?」

不満はいっぱいありました。
でも、朝早くから一生懸命作ってくれていたのはわかっていたので、あまり文句はいえませんでした。
ただ、おかずをもう少し増やしてほしいといった記憶があります。
翌日から、冷凍食品が1品足されたのを覚えています(笑)

子どものお弁当作り、みなさん、どうしてますか?

私は、彩りを考えつつ、冷凍食品も遠慮なく使います。
できるだけ色々入れようと考えるけれど、無理はしません。
同じ食品だって入れちゃいます。

もうひとつ、お話を挟みましょう。

学生のころからやっていた家庭教師。
その一軒のお宅では、毎回夕食を頂いておりました。
そこのお母さまが作ってくださるお料理は和食が中心。
郷土料理もよく出て、とてもおいしいお食事でした。
でも、子どもにはやっぱり不評で。
そこの生徒さんはいつも文句ばかり。
私にも毎日の食事の不満をよくいっていたものです。
でも、指導が終わってから10年後、その生徒さんが26歳のときに私の家に遊びに来てくれました。
そのとき、お母さまのお料理がおいしかったよねというお話になって、彼はいいました。

「うん、毎日忙しかったのに本当に感謝してる」

そこのお母さまは、いつも私が指導中に帰宅されて、私の指導が終わるまでに食卓いっぱいのお料理を用意されていたのです。
お仕事から帰ってすぐ、休む暇もなくフルパワーのお料理です。
きっと、私の指導がない日も同じように作っていらっしゃったと思います。
愛情いっぱいのお料理だったんですよね。
そして、その愛はちゃんと伝わっていたんですね。

お話戻って、お弁当。
私の母はもちろん、祖母も、愛情いっぱいで作ってくれていたんです。
母は彩りも品数も豊かで、祖母はそうではなかったけれど、どちらもたくさんの愛が詰められていました。
子どもの頃は不満に思うことがあっても、受けた愛は大人になって気付くものです。

形じゃないんですよ。
すべてに優れてなどいられませんから、得意なところだけ子供に喜んでもらえることができていればいいんです。
そんなことを思いながら、私は明日も祖母と母に感謝しつつ、気ままにお弁当を作ります。

みなさんも、気負わず、愛情たっぷりに電子レンジのボタンを押してくださいね(笑)


それでも、お子さんのお食事で困ったらこちらへどうぞ♪

そもそも、いろいろ大変で愛情どころではないのよ!という方はこちらへ。
お気持ち、軽くなりますよ^^


お弁当マウント取られちゃったり、周りのママさんの目が気になる方はこちらへ。嫌な思いは吐き出しちゃいましょう♪

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました♪
あなたのこれからが、心穏やかでありますように☆
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