一番の教育とは。なにも教えない。

はいさい。みなさん、日々笑顔で頑張っていますか？

あなたの笑顔が仲間を笑顔にし、お客様を笑顔にしますよ。笑顔は伝染しますから。

コロナ感染拡大ではなく、笑顔感染拡大しましょうね。

今回は、教育、コミュニケーションに関してです。

これは、本当に数えたらキリがない程沢山あるので、本当に基本中の基本としてお伝えしていきます。また、増えたらシリーズ化しようと思います。

ちなみに、いまからお伝えしていく内容は飲食店店長だけではなく、全ての経営者にも通ずる部分があるかと思います。チーム、組織で仕事をしている方は知っておいて損はないですね。

店長のみなさん、部や課をまとめる管理職の皆さん、自営業者の皆さん

部下やアルバイト、チームの皆が元気で毎日楽しく日々を過ごしていますか？

いつも楽しそうに働いてくれていますか？

みなさん質問です。

チーム、組織に問題がたくさん増えてきた時、あなたはどうしますか？

どうでしょう。

例えば、チーム、組織内にいつも遅刻をしてくる『ヒト』がいた場合。

①問題トラブルを仮説立て、検証し、立証してから、問題解決しますか？

①を実施した場合どうでしょう。　

仮説　もしかしたら、この『ヒト』は生活サイクルが悪く、睡眠障害が起きていて、十分に寝れていないから遅刻しているのではないか。

検証　聞き取り実施。　

その『ヒト』

『はい。実はそうなんです。夜あまり寝れていなくて、二度寝してしまいます』

あなた

『じゃあ、寝る時間を決めてみよう』またはアラームを設置してみよう。

その『ヒト』

『わかりました、やってみます』

数週間後

もう分かっていますよね。結果は、またその『ヒト』は遅刻をします。

確実に繰り返します。

　実は、世の中で起きている問題やトラブルの対処としてこういった事をしている方が多いのではないかと思います。私もそうでした。

いや、今回は私のその『ヒト』へのアプローチの仕方、伝え方が悪かったんだ。

もっと具体的にすべきことを伝え、そして確認を徹底してやってみよう。

あなた

『寝る時間を決めたら、アラームをセットし、セット完了後に私にメールをくれないか？』

その『ヒト』

『分かりました』

あなた

『寝る前3時間前には極力食事を済ませ、寝る前にリラックス状態、寝るを準備をして』

その『ヒト』

『わかりました』

一度整理します。　【見える化】すると分かることも出てきます。

問題・トラブル　　【遅刻】

対処方法　　　　　【あなたのやり方であなたの伝え方】

対策　　　　　　　【アラームセット後の報告・寝る前実施事項指示】

結果は分かりますね。繰り返します。（笑）

わかりますか。

あなたの伝え方が悪いんじゃないんです。

また、その『ヒト』があなたのアドバイス、指導を受けてやったか、やっていないか実はここは重要ではないんです。

世の中で起きている問題・トラブルの大半の対処として上記、内容の事をやっている方がどれだけいるのでしょうか。　わたしがずっとそうでしたから。

じゃあ、どうするのか。　答えをズバリ言います。

<寄り添うんです>　

これだけです。

え？　と驚いている方が多いかと思います。

厳密にいうとこれしかできません。

残念ながら【わたしたちは人を人の力で変えることはできません】

しかし、あなたはいくらでも変えられる。あなた自身の行動は変えられます。

仮説の段階でたくさんの原因が考えられます。

もしかしたら、そのヒトは就寝前に食事をしているかもしれない。

もしかしたら、そのヒトは就寝前アルコールを摂取しているかもしれない。

もしかしたら、普段の働き方が合っていないのかもしれない。

もしかしたら、家族関係ゆあプライベートで何か起きている？身内に不幸が？

もしかしたら、すでに不眠症という病気の状態かもしれません。

もし～を考えてもキリがありません。

直接、本人へ聞きましょう。

ただし、ここで本音で話してくれるかどうかは普段のあなたとそのヒトとの接し方。

信頼関係によります。　実はここに人間関係の本質、コミュニケーションの極意が隠されている気がします。

話を元に戻します。

正しい原因を追求すれば、正しい【原因】が出てきて、それに対し、具体策を指示し、

そのヒトに対し、改めて対応しても結果は同じです。

本気でそのヒトのためを思うのなら、毎日の接し方、日常を変えましょう。

根気強く、コミュニケーション回数を増やす他ありません。

その『ヒト』と毎日顔を合わせることが可能なのであれば、声をかけるんです。

あなた

『最近どう、大丈夫？　寝れる様になった？』

『最近はどう、寝れてる？　なんか変わりある？』

『最近は寝れてる？　何か試してみてることあるの？』

『最近どう？　ちょっとは寝れる様になった？』

『最近改善ある？　まだ打開策はない？』

『最近はどう？　なにかいい方法見つけた？』

『最近は寝れてる？　どう？変わりある？元気？　』

毎日、毎日声をかけてあげて下さい。

アドバイスはしなくても良いです。ずっと声掛け続けてください。

そして、アドバイスでは無くこう言ってあげてください。

『大丈夫、絶対に寝れる様になるよ。大丈夫』

これを続けると、どうなるか。逆にどうなると思いますか？

そうです。その『ヒト』は勝手に自分で打開策を見つけだそうとします。

何故か。

あなたが心配して声をかけ続けてくれる。

あなたがいつも気にかけてくれる。<寄り添ってくれる>からです。

いつか、あなたの為にと思うようになったり、何か少しでも寝れる様にならなきゃなって思うんです。そして　本人が気づくことがあります。

（ちなみにここまで到達するまでに3か月～1年かかる場合もあります）

教育、指導は簡単ではないと思います。

わたし自身いままで数百人以上のアルバイト社員の教育をしてきました。

誰かに何かを伝え、教育、指導を実施しようと思った時、

結局わたしたちは、そのヒトとよく接しコミュニケーション回数を増やし、

伝え続けなければならない。でもこれはすぐには伝わらない。

【問題解決】にどれくらいかかるか分かりません。

もしかしたら、3か月、半年、一年以上かかるかもしれません。

ちなみに解決しないこともあります。

残念ながら、これが現実だと思います。

でも、その『ヒト』を信じて、信じ続けて声をかけ続けるんです。

必ず見てあげてください。　これだけでいいんです。

何も、難しいテクニック、技術を用いて問題解決をしようとしなくても良いんです。

何年後かに思い出し、気づき、改善、解決することもあります。

『tctcさん、ありがとうございます。あの時こう言い続けていました。それがあったからいまはこうして出来ています』などなど。

わたし自身たくさんのアルバイトの子たちから連絡いただいたことがあります。

【ヒト】に関しての問題はすべてこれで絶対解決します。

その『ヒト』にあなたの<寄り添っている>気持ちが伝われば、その『ヒト』に届けば。

きっとそのヒトにとってあなたは気づきを与えるきっかけを作ったことになる。

指導者、教育者は

・相手に伝わる単語選びをする（知らない単語が３つでればもう話を聞きません）

・相手に伝えたいことを伝え続ける

・相手に感謝する

誰かに何かを教えることって

【気づくまできっかけを与える】

に過ぎないと感じます。

いくらこっちが熱心に伝えても、

受け手が受け取ってくれなければ伝わらない。

様々なピッチャーとキャッチャーがいる様に、言葉の投げ方、受け取り方は千差万別。

その日のコンディションやシチュエーションにもよる。

今日も、誰かの何かのために。このブログが必要な人に届けば幸いです。

フォロー頂いている皆様本当にいつもありがとうございます。

※あくまでもわたし自身の経験談に基づきお話しています。ご了承ください。