「組織をスクラップビルドする勇気はあるか」

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おはようございます。







寒くなりましたね。さすがにもう半袖で寝るのは難しいですね。寒暖差による体調管理、気を付けてください!




本日は「組織をスクラップビルドする勇気はあるか」についてお話します。
















すごい内容ですよね。

医療・介護・福祉においても、この施策を考えた経営者はいると思いますが、実際にやるとなれば正直「勇気」がいるものです。



そもそも、どうして組織の改編をする必要があるのか?




これを考えてみると、組織運営のところどころに”錆び”がついている状態で、前進しようとしても常にブレーキがかかるような状態から、目標達成が果たせないという状況なのだと思います。




以前にも何度も伝えていますが、組織は人です。組織は目標達成のために役割をもった人が2人以上集まった状態を言います。




つまり”錆び”とは何か。これはそこで働く人の柔軟性が消え、何をするにも反発を招くことを言っています。






例えば、皆さんが所属する医療・介護・福祉事業所で、訪問介護事業所があったとしましょう。


その訪問介護事業所では、売上を拡大し、店舗を増やすことでより多くの利用者さんに適切な介護サービスを提供することで組織として成長することを目標としています。



しかし、近年では売上が減り、店舗を拡大しても人が配置できない状態が慢性化しており、人事異動をしようにも打診をすれば「辞めます」という一言を言われてしまい中々、前に進まない・・・



このような状態であれば、皆さんが経営者ならどのように立て直しますか?






私は以前、この「勇気ある英断」をした経営者を2人ほど知っています。




そして、このような状況にある組織を解体することをためらった経営者は山ほど知っています。








もし、このような錆びついた組織を復活させるとなると、一度、バラバラにしてサビをきれいに落とし、改めて部品を組み直すのが適切なのですが・・・



これをすると、もちろんデメリットもあるわけです。



自動車を例に考えてみてください。




錆びついていても、手入れをして”売れる”場合には、なんとか売り上げは立ちます。


しかし、売ったあとに不具合が起こり、結局は返品や返金、修理代の請求をされることは可能性としてありますよね。





組織のスクラップビルドとは、まさに自動車をバラバラにし、不要な部品や錆びを取り除ききれいな状態で組み直すことです。



なんとか売れるかもしれない自動車を、あえて売らずに組み直すことはその期間、売上が立たないということなので、組織にとっては大きなダメージになります。




また部品を組み直す段階では、職員からは大きなハレーションが起きますから、そこで介護職員の大量離職が見込まれます。



スクラップビルドをするということは、一時的に大幅に売り上げが落ち、かつ職員の離職があるという諸刃の剣なのです。。





なので、これを「英断」と言っています。






もちろん、スクラップビルドする時のハレーションや大量離職を防ぐために、なぜ組織大改編を行うのか、しっかりと説明して協力を仰ぐことが重要なのです。



防げるものは防ぎ、しかし真意を理解してもらえない場合には人が離れるのも、仕方ないことなのです。




これを決断できる経営者はほとんどいません。

決断した経営者は、むしろ本気でこの訪問介護事業を良くしたいという願っている、信じている本物であり、強者なのだと思います。






それでは。





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