医療・介護・福祉現場のプロセス評価(インプット編)

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コラム
おはようございます。


今日は、先日の授業で講義を受けた『プロセス評価』におけるインプット(投入資)ついて、考えていきます。




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実は、この授業を受ける前に『プロセス評価』については、ある程度自分なりの考え方がありましたが、今回のプロセス評価は、私の考えていたプロセス評価とは異なっていました。



まあ、そもそも今回のプロセス評価については、医療・介護・福祉サービスを提供することを前提とした、100の事例に当てはまる、新人向けの「ロードマップ」に近いものなので、目的を解決するための一つのケースとして考えると、異なるのは当然です。




ちなみに、私見としてのプロセス評価とは、私は経営支援を行うことが多いので、経営支援の目的、そして到達するための目標達成の過程(プロセス)に対して、進捗度合い、達成率、それに基づくアクションの量や質、投入資源など、いわゆる”適切”だったのか?という振り返りをすることが、プロセス評価であると考えていました。



異なるプロセス評価の講義を受けた今でも、根本的な考え方に変化はないですが、プロセス評価というより、100事例に該当するロードマップづくりを行ったと思えば、深い理解と納得を得られます。



さて、講義で行った医療・介護・福祉サービスのプロセス評価について、目的は100事例に当てはまる、かつ新入社員の教育材料として利用できるロードマップづくりについてお話します。



全体的なロードマップの項目として、下記が挙げられます。



①Input   =投入資源
②Activity  =活動
③Output  =活動に対する結果
④Outcome =効果や成果
⑤Impact   =与える影響


私のチームでは”リハビリ施設にいる脳梗塞の高齢者が自宅復帰する”というタイトルで、ロードマップを作成しました。


このロードマップを完成させるときの方法として、タイトルから想定できるアウトカムを推察する方法、そして、インプットから推察し、順番にゴールへ向かう方法があるとのことです。



タイトルに基づけば、高齢者が自宅復帰することが、高齢者側が求める成果であるという子事が分かり、一方で、施設側から見れば、在宅復帰率がアウトカムであるということが推察できます。


何をアウトカム(成果・効果)にするかどうかは、ロードマップを作成する側の考え方を、いくつも反映させることができるので、パターンも様々です。




さて、インプット(投入資源)に入る項目について考えます。

資源というのは、いわゆる”目に見える資源”と”目に見えない資源”がありますが、講義では主に目に見える資源について、話がありました。




資源について考えるとき、私見を交えて話しますと、「人」「物」「金」「情報」があるのではないでしょうか。


目に見えるものとして、リハビリ施設で考えるとき、「人」であればPTやOT、あるいは看護師などが考えられます。


「物」について考えるならば、リハビリ施設、器具、機器、アセスメントするためのアセスメントシートなどがあります。


「金」については、生活保護制度や医療費や介護費などが、考えられるかもしれません。

もちろん、他にもあるので、皆さんも考えてみてください。




目に見えない情報として、利用者の情報、周辺情報、生活状況、過去の経歴、既往歴、家族との関係性など、こういった目に見えない情報としての資源が考えられますが、資源を投入して利用者の自宅復帰を考えるのであれば、インフォーマルサービスやフォーマルサービスが該当するでしょう。




このように利用者が自宅復帰するということを、一定の成果として考えるのであれば、上記のようなインプットが考えられます。


次回は、インプットを活用したアクティビティについて考えていきます。



それでは。


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