ひとは受け入れ難いことをどのように受け入れるか。

記事
コラム
生活の中では様々なことが起きます。その中には受け入れ難いことや葛藤など心理的苦痛を伴うものもありますね。そんな時、ひとは無意識のうちに自らを守る「こころの働き」をします。これを防衛機制と言います。13個もありますが、簡単に紹介しましょう。

「抑圧」
あまりにもショックが大きいとその記憶が意識に登ってこないように記憶を消し去る(抑圧する)。

「否認」
愛するひとの死など、起きた事故自体を承認しない(否認する)。

「反動形成」
自分の感情や本音を知られたくない時など、本当の気持ちとは反対の行動を取る。

「置き換え」
いわゆるストレスを別の何かにぶつける。「八つ当たり」など。

「合理化」
失敗を認めたくない時など、なぜ失敗したのか合理的に正当化しようとする。

「同一化」
劣等感やコンプレックスを感じている時など、自分の尊敬する誰かを真似て「別の自分」になろうとする。

「補償」
劣等感やコンプレックス自体をばねに頑張ろう(自分を補償しよう)とする。

「知性化」
受け入れ難い現実に直面した時、「一般的にこうなのだ」「みんなこうなのだ」と一般化する。

「抑制」
ストレスを忘れるための買い物ややけ酒など。

「愛他主義」
セルフイメージが低いと「自分はいいから他人を助けたい」と問題を他の誰かにすり替える。

「ユーモア」
失敗を「どうということはない」と笑い飛ばす。

「昇華」
欲求不満などマイナス・エネルギーを、起業などプラスに転換しようとする。

「予期」
将来を低く見積もり、失敗の痛みを予め軽減しようとする。

これらもフロイトの理論です。僕たちは無意識のうちにこれらを行うことで、意識が受け入れ難いことを、無意識が受け入れ可能なカタチで処理するわけです。つまりこころを守ろうとしているわけです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す