ひとは無意識によって動かされている。

記事
マネー・副業
「心理的不適応は無意識下に抑圧されたものが引き起こしている」という考え方があります。有名なフロイトの心理学です。よって無意識を見える化(意識化)して、それを受け入れられるようにしていくことが治療になると彼は考えました。これを「精神分析的カウンセリング」と言います。

意識と無意識。これは少々説明が必要でしょう。海に浮かぶ氷山をイメージしてみてください。意識とは氷山として海水よりも上に「見えている」部分を言います。無意識は海中に沈んでいて「見えていない」部分です。箸の使い方が良い例でしょう。食事の時、いちいち箸の使い方を考えなくても、文字通り無意識に指が動くのです。これが無意識によって動かされているものです。そして「子供に箸の使い方を説明する」ことが「無意識を意識化する」ことに当たります。これを局所論といいます。

また別に構造論と呼ばれるものもあります。「エス」「超自我」「自我」がキーワードです。エスとは欲望を充足しようとする衝動。超自我とは欲望を抑圧しようとする理性。自我はこの両者を調停しようとするせめぎ合いとでも言いましょうか。例えばダイエットがわかりやすいでしょう。「食べたいというエス」と「食べてはならないという超自我」。そのはざまで「悩む自我」という構造です。ダイエットに限らず、衝動と理性のはざまでどちらに軍配を上げるか、どう折り合いをつけるかが人間の悩みの本質です。

カウンセリングでは自由連想という手法を用いて、無意識にあるエスや超自我を見える化し、それを受け入れられるようにしていくことが心理的な治療になります。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す