アブラハム・マズローの人間観

記事
マネー・副業
人間観を語るのにマズローは外せないと思います。アブラハム・マズローは欲求段階説で有名ですね。しかし彼はもっと大きな枠組みで「人間性心理学(ヒューマニスティック・サイコロジー)」の大家だと言えます。ここに彼の人間観があります。それは「人間は生まれながらにしてより成長しようとする存在である」というものです。成長。これが人間の根源的欲求だというのです。日々の生活ではなかなか実感できないかもしれません。僕もそうです。しかしこれはダーウィンの進化論にも似た話だと思います。おそらく「成長(進化)するかしないか」の議論はなく「進化しなければ衰退するのみ」なのでしょう。形而上学的な話になってしまうかもしれませんが、ひとは成長(魂の成長)のためにこの世に生まれてくる、または輪廻転生を繰り返すのだと僕は信じています。

では、なぜ人は成長しようとするのか。成長するのは何のためか。ダーウィンの進化論になぞれば「衰退しないため」となります。これはこれで正しいでしょう。しかし僕が個人的に思うのは「理由などない。成長という道しかないから」ということです。一見、退化に見えるような生き様でも、おそらく「それを続けるとどうなるか」を学んでいるのでしょう。そして因果応報、それを続けることで出現した結果に学び、考え方や行動を改めるわけです。つまり退化すら進化・成長のプロセスなのだと思います。

マズローの人間観は実におおらかで「大人」なものだと思います。どのような意思決定も行動も否定されない。しかし「原因と結果の法則」は存在しており、そこから学ぶこともまた成長であると言われているようです。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す