辛い日々

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何も無い状態での里帰り。
継母や先輩であるユリちゃんに、いらない服をもらいなんとか間に合わせた。
そして実家でブラブラしているわけにもいかないので仕事を探し始めたのだった。
今回は、ただのケンカでは無いしシゲも置いて来ている。
仕事でもしなければシゲに会えない寂しさに押し潰されてしまうと思った。
今回は小さい子供を保育園に預けながらの仕事では無い為、1件目であっさり採用された。
横浜駅のデパート内のアクセサリーショップだった。
早くお金を稼ぎ、少しでも身の回りの物を揃える必要もあった。
しかし外に出てもシゲ位の子供にばかり目が行ってしまう…
【私の実母もこんな思いをしたのだろうか…娘と離れてこんなにも辛かったのだろうか…】
ふと思った。
そして風呂場で泣く日々が続くのであった。
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