我が子の存在

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小説
独身の頃に戻ったかの様な生活。
給料をもらえる様になるとお洒落も出来た。
職場がアクセサリーショップという事もあり、多少は外見を気にした。
17歳で結婚し18歳で母親になった私は、自分自身のお洒落にお金をかけて来ていない。
それをする事により、少しでもシゲと会えない寂しさを紛らわそうとしていた。
そして、シゲの事を諦める様に言っている両親も私の寂しさを紛らわす為ならシュウと会う事を許す様になった。
その頃もシュウが大好きで…
しかし…
どんなに大好きなシュウと一緒にいても我が子であるシゲの事は忘れられないし諦める事も出来なかった。
みんなに
「堕ろせ」
と言われた中、必死で守り通した息子シゲ。
お洒落や恋愛で諦められるわけなど無いのだ。

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