優しさの仮面

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小説
自宅に戻ったものの監視が厳しくなってしまったのでシュウとは偶然会える様にシュウが働いている店の近くで買い物をしたりしていた。
そして電話でも連絡は取っていた。
やはりシュウが好きだった。
なのにテルと暮らすのはつらくて…
テルは何とか私の気持ちを自分に向けようと必死で優しくして来たが、そんな表面上の優しさで3年間の恨みは消えるものでは無い。
手遅れなのだ。
そして私の気持ちが思い通りに自分に向かない事にイラつき、優しさの仮面はすぐに剥がれた。
毎日毎晩私を責め始めた。
寝かせてももらえず、ひたすら今後についての答えを求められ責められ続けた。
いよいよ肉体的にも精神的にも限界になり私はテルから逃げ出した。
うるさく喋りつづけるシゲもまた私の考える時間の邪魔をしており私は1人、キチガイに近いテルの手を振り切って家を飛び出したのだ…
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