ウジウジ悩む

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小説
逃げた先は実家では無くシュウの所だった。
実家の両親はテルに騙されているので私を助けてはくれないと思った。
久しぶりにシュウと抱き合い、久しぶりに幸せな気持ちになった。
現実から逃れてずっとこうしていたい…
私はテルとは無理だという事、離婚の際はシゲを手放せと親から言われている事などをシュウに話した。
そしてテルが危ない人間になりつつある事も…
それでもシュウはテルの事を悪く言わない。
逆にウジウジ悩んでばかりの私が怒られた。
「オマエさぁ…どうしよう、どうしようばっかじゃん!自分がどうしたいかだろ!旦那や親や俺の意見にいちいち振り回されんなよ。強くなれよ」
と。
しかし、この時は、この言葉の本当の意味を理解する事は出来なかった。
そして次の日テルのいない時間に家に戻ると…
想像以上にスゴイ事になっていた。
私はますますウジウジ悩む事になるのである。

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