禁断のクリスマス

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小説
冷えきった家庭にクリスマスなどあるはずも無く私は、当然の様にクリスマスはシュウと約束をしていた。
プレゼントを何時間もかけて選びその日はシゲのお迎えの前に待ち合わせした。
そしてプレゼントを渡した。
シュウからもプレゼントをもらった。
しかし…
【!?】
お互いに渡したプレゼントの箱がまるで同じ…
同じ包装紙に包まれた同じ大きさの箱…
開けてみると…
( ̄□ ̄;)!!
デザインこそ違うが同じブランドのライターだった。
お互いに同じ物をプレゼントしていた。
「ありがとう」
と言いながら2人で笑ってしまった。
それからシゲを迎えに行って何年かぶりに幸せなクリスマスを過ごした。
しかしそんな幸せは長く続くはずは無かった。
家に帰れば現実に引き戻される。
そしてその現実に私とシュウは引き離される事になるのだった…

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